戯言 目次|過去|未来
あたしはそこに戻りたいと心から願う だけどそこに戻れなくしたのはあたし自身で 幸せ過ぎてそれが当たり前過ぎて あたしは何も見えなくなってた 君のこともあたしのことも あたしは幸せに甘え過ぎて 慣れ過ぎて 我が儘になっていって 傲慢になっていって それでも君は受け止めてくれてた事 今なら痛いくらい分かる でも全ては今更で 全てを終わらせた それはあたしの意思で終わらせた 沢山の嘘と 沢山の裏切りを重ねて 何も気付かない君の横で 何も無かったかのように 笑ってたあたしが居て やはりそんな日々は 長く続けては居られなくなって だからあたしは別れを決めた あたしが言わせたんだ 振るよりも 振られるほうが楽なこと 知ってたから 最後までずるくて 我が儘で 自分の事しか考えられなくて こんなあたしを君は ほんとに愛してくれてた事 今になって気付いた でももう遅過ぎたんだ 失って気付いた なんてよくある話で それでも今 君の優しさが 君の愛情が たくさん溢れてたあの場所へ あたしはどうしても戻りたくて仕方ない でも君は「もう遅い」と そう言ったから もう2度と 戻れない場所 もうどこにも 存在しない場所 だけどさよならなんて まだ言えずに 今はまだ 自分の重ねた罪と 愚かさと 後悔と共に 毎日過ごしている 君には ごめんなさいと ありがとうを どれだけ言っても足りない 早くこの想いにさよならが言える日が来ます様に 「いい思い出」だって 笑える日が来ます様に
藍音
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