戯言 目次|過去|未来
永遠を誓った指輪が光る あたしの右手の薬指には 永遠を予約された指輪が光る そんな二人が お互い何が大事か 痛いほど知りながら 抱き合う あたしが 愛してるのは 君じゃないんだよ もちろん君に 愛されてるのは あたしじゃない 愛する者達は 何も知らず あたし達を信じてる 愚かで 未来なんてない ただ 今だけしか見てない そんな欲求を満たすだけの 恋 それがあたしの幸せなのか それがあたしの願いなのか それすらもう よくわからない ただただ 君に会いたいと思う 君と抱き合いたいと思う 愛する人と 毎日一緒に過ごしながら 君のことを考える 愛する人を 裏切り 恋をする あたし だけど 一番大事なのは なにより守りたいのは 恋じゃなくて 愛なんだ だけど その愛を維持するため 恋だって 必要不可欠だと 感じてる ずるくて 卑怯で 愚かな自分達を 二人だけが知ってて 共有する 行き着く先は 一体どこなんだろう わからない
藍音
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