縁側日記  林帯刀





2005年08月18日(木)  かみなり。


思い立ってサイトを減量しました。
ペラ。

ここに置いた「朝露 ひと握り」を移動。
ぽえばーの未掲載分があったはずなので、
それも載せられたらいいなぁ。

しまっちゃったものとかデイズに載ったものとか
読みたいのがあったら気軽にご連絡を。

不便なところもあると思いますが、
よろしくお願いします。





何日か前にすごい夕立があった。
家(と天神様)を囲むように木が生えているわけですが、
その日、その杉にかみなりが落ちやがりました!
すごい音と衝撃で、一瞬何が起きたのか分からなかった。
怖かったー。
ブレーカーも落ちたよ。うちだけ。
杉はかなり大きい木で、家からは20mくらい離れてる。
結局、幹に傷がついたくらいで済んだ。
燃えたり倒れたりしなくてよかった。
こえーこえー。





朝の間に切り捨てたのはなんだったのか。
泣いている。
ただ涙があふれている。
蝉が鳴いている。
外はもう十分明るい。
いけない、朝食を食べなければ。
ゆっくりと起き上がる。
布団の上に座ったまま少し考える。
いや、何も考えていなかった。
ただカーテンから洩れる光を見ていた。

涙は激情のあとにやってきて、
荒れた砂浜を静かにならす。
涙が引いた砂浜は本当に何もなくて、
すこしさびしいような恋しいような気持ちになる。

僕は朝の間に何かを捨てた。
それが何なのかは分からない。
分からなくてもいい。
今はただこのシリアルが食べられれば、それで充分だ。




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