日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
武蔵野の雑木林の芽吹きが大変に美しい。
通学するのにバスに乗らなかったら、見とれちゃっていつ大学に到着するのか わからないほどじっっと見ていたくなる。
小さくて、やわらかな、新芽たち。 その小さな新芽の持つ伸びシロは計り知れない。それは希望。
芽吹きのときって、 木というシステムの中で、一番目に見えてわかりやすい変化なので余計好きだ。
(でも、目に見えない部分での地味な営みももちろん好きさ。スキスキスー!)
新芽、あるものは、淡い新緑に、細かなうぶげをまとって。 あるものは、赤みを帯びて。
これからさき、この小さな芽から、緑の枝葉がすくすくと伸び、展開していくんだぜ。 嘘みたいだけど、ほんとなんだぜ。
わたしも木になりたい。 雑木林にいたい。ただいたい。じっと木を見ていたい。
木になって、雑木林の中に立って、隣の木をじっと見ていたい。
風の音を聞いて、雨に降られて、陽を浴びて、虫に食われて、鳥に営巣されたい。
なんてね。
inu-chan
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