あたしに残された幸せな日々は あと残すところ3ヶ月しかない。 何度も先を見ては泣いていた。 何度も降り注ぐ優しい言葉を聞いては涙していた。
何もかもが輝いて見えて 何もかもが素敵になって 何もかもがこのまま美しい記憶になる。
小さくて、無力なあたしたちは お互いの未来を壊さないように 「別れ」を選ぶことになる。
どうしても「別れ」を選ばなくてはならないのかと 日々、葛藤の繰り返しで、とどまることなく泣いては 次の日の笑顔のためにたくさん眠る。赤ちゃんのように。
今日で3ヶ月目。そしてあと3ヶ月の有余。 悲しい結末を知りながら演じられる恋物語はあまりにも切なく 時に燃えるような情熱を生む。
これは君に捧げる物語。
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