詩のような 世界
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グリーンの
洋服が好きなひとは
草原にダイブしたり
天まで伸びるような木の上で
静かに目を閉じたりしたいと思っていた
たとえ、眠れなくても
ひらひらしたスカートは
風にどれほど軽く舞うかが重要で
白っぽい脚が透けようがかまわない
靴だって重たいから
本当は裸足でくるくる踊りたい
でも、そこらじゅうに地雷が埋まっている
街はデニムを制服にした
巨大なひとつの会社のよう
青で溢れても空色とは違いすぎた
その制服を着てどこかを目指し歩くひとたちには
すぐ上の青空、見えているかな
見えているかなぁ
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