詩のような 世界

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2006年12月07日(木) 恋文



喉に小石が詰まりすぎて

声が出ない

窒息するのではないかと

不安になったが

かろうじて呼吸はできている


こんないたずらをしているのは

僕の体に潜む小人だ

これでもか、と小石を投げ込んでいる


やめてくれ

なぜ僕を苦しめるんだ?

小人に聞いたら

何も答えない代わりに

斜め向こうの丘の上を指差した


そこには

光に透ける長い髪を揺らした

あの人がいた


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しえり |MAIL