詩のような 世界

目次


2008年09月11日(木) ピンクモーメント



深い

どこまでも包み込む

ピンク色の空を知ってる?


遠くの街はとっくに消失していて

降り注ぐ空気のなかで

両手を広げれば一体化できる


僕は僕じゃなくなり

やさしい色にとけていく

胸の奥から息を吐く


それは昼の終わり夜の始まり

運がよければ行けるんだ

誰でも平等に、望む限り


月が終わりを告げるとき

足に重みが戻ってくる

ピンク色は闇に飲み込まれてしまう


でも知っているから

知らないと知っている

は大違いだから


僕はゆっくり歩いて家に帰る

とても幸せな気分に浸りながら

ときには子供のように泣きながら


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