イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとイスラエルの戦闘が続くレバノン。 死体の様子が尋常でない焼け具合や破壊具合なので 化学兵器が使われているのではないかとの噂が立っている。 電子レンジ等に使うのマイクロウェイブではないかとの話だ。 それは放射すると頭が内側から破裂してしまう。 首から下はあるのに頭だけが吹き飛んでいる死体がいくつか 発見されているという噂だ。
私にとってのレバノンはアテネオリンピック最終予選。 2004年3月18日(木)日本代表がUAEと国立で戦っていた同時刻 西が丘競技場でレバノンはバーレーンと戦っていた。 万が一、バーレーンが大量得点でレバノンに勝った場合、 日本の出場が危ぶまれるような局面だったと思う。 国立のチケットを手にすることが出来なかった日本サポーターが バーレーンの勝利を阻止するべくレバノンの応援にかけつけていた。 かく言う私もそのひとり、小雪交じりの寒い日だった。 バーレーンに先制され、よくない空気が流れる中 即席レバノン応援団(私達ですね)は太鼓に合わせて 「レバノン」コール! 声援にこたえるように手を上げるレバノン選手達。 そして同点弾を決めた時には私達のいるほうへうれしそうに 駆け寄ってきてくれた。 私達は純粋にレバノンサポーターではない、 バーレーンに勝たれちゃ困るから来ているだけなのに・・・。
結局そのまま引き分けてくれたおかげで日本がオリンピックに 出られるようになった。 そのことを忘れていないサッカーファンは多いと思う。
そのレバノンが今大変なことになっていると思うと胸が痛い。 かつて冬季オリンピックを開催したサラエボも オリンピックの美しさからかけ離れた街の姿になってしまった事がある。 なぜ、戦争はなくならないのだろう。 どうして人を殺す兵器を作るのだろう。 最近テレビでロボット兵器を見た。 遠隔操作でロボットだけが地上や空からマシンガンを携えて 進んでいく、恐ろしい光景だった。 開発者はうれしそうにその説明をしていた。 「防御」という名目だったが絶対に殺しに行かせるものだと思った。
今、レバノン停戦が緊急課題とされている。 停戦ではなく終戦に向かうよう、心から祈っている。
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