そんなこんなで
男なんて！って肩ひじはって生活してたある時期のわたしの愛読書は、
昨日も書いた菜摘さんの本だった。
あと内田春菊さんもよく読んでいます。いまでも読みます。
「怒りと共にイキまくれ」や「ファザーファッカー」「やられ女の言い分」などが、「男ってバカ」と云いたいときに有効。

さてさて、そんなわたしも、ある日某所で素敵な男の子に会いました。

前日わたしは菜摘さんの「池袋イメクラ日記」を読んでいたのですが

「この人ってまちがっても風俗に行ったりしないんだろうなー」

って、ぼんやりと感じました。

ていねいで朗らかなその男の子を気に入っちゃった私は、
思いきって彼をデートに誘いました。

そしてデート。

ぎこちないデートはゆっくりとすすんでいって
どうなるかなぁ〜と思っていたけれど
彼とおつきあいできることになってバンザイです。


そしていま。
母親がくるっちゃって包丁持ち出してたり
わたし自身も安定した生活をまだ送れていなかったり
父親は相変わらずたよりなくてバカですが
わたしは元気になりました。
彼がいるから。


親に正しく愛されていない子供の孤独感というものは非常に深い。

この世で自分のことを愛してくれる人はひとりもいない、
自分は世界に祝福されて受け入れられない
そんなふうにずっとずっと感じていた。


だけど、彼と出会って

「そのままでいいよ」

「大丈夫だよ」

「無理しないでいいからねー」

と、魔法の呪文のような優しい言葉をかけてもらって

セックスをしてもしなくてもいいと云ってもらって

ああ、美人でなくてもスチュワーデスでなくてもそれほど若くなくっても
わたしがわたしってだけで愛をくれる人はいるんだーって
いるんだなぁって思ったんですよ。


いままでずっと知りませんでした。


無理していやなことをしていやでもセックスとかしてがんばって綺麗にいっつも綺麗にむりやりにでも綺麗にして相手の言いなりにならないと愛ってものはもらえないんだと思っていた私にとって
そういう世界にずっといた私にとって、
彼との出会いで世界はほんのり明るくなりました。


というわけでここでわたしの物語りは一旦おしまいになります。

何年続けたんでしょう、この日記。
だらんだらんと縷々と続けてまいりました。
最初から読んでてくれた人、いるのかしら。


メッセージをいただいたら返事はします。

わたしの暗い日常におつきあいくださいましたみなさま
どうもありがとう。
それではまた会う日まで。さようなら。

るう ｜MAIL

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