父から、以前父自身が非常識と言っていた時間に電話。 父からだから尚更、緊急の電話かと思ってしまったが、 結論から言うと、「会いたいから来てくれ」だった。 両親揃って、本拠であるところの家に戻ってきていた。 両親は今、そもそもの家を空き家にして、 別の場所に期間限定で住んでいる。 父の仕事の都合である。
たしかに、前回会ってから約1年になる。 しかし、たった1年くらいでそんなことを言ってくるとは。 これまでも、親が重いな、と思うことはあった。 車で気軽に行かれない距離に両親が住むようになり、 「会えないなぁ」と言っているのは知っていた。 でもね、それって夫の実家の状況と全く一緒なんだよね。
以前と何が違うかというと、 それは自分に実家に週末に比較的気楽に移動できたから、 夫の方に帰省した後には、私の方にも行くようにしていただけ。 そして、連休があると1度は連泊しに行っていた。 いつも週末だけだと、ゆったり過ごせないから。 私としては夫の実家に毎回長期休暇を使うことになるから、 そこは連休を使うことでバランスをとろうとしていた。
当然のように「長期休暇に夫の実家に来る」ような扱いになり、 その他にも理由はあって私が反発を始め、 夫の実家にも行かない休暇も増えた。 私の実家にも、なんだか行かないままで終わることもあった。 でも、それでやっと、私たちは自分たちの本拠でゆったりできた。 それぞれの親のためにバタバタと過ごすだけではなくて、 ゆっくりと、あるいはだらだらと過ごす時間。 こうしたかったんだよね、と実感もした。
こちらは結婚して離れたと思っている。 離れて暮らす以上、仕方ないと思っているところもある。 でも、親は違うんだよね、多分。 あちらは淋しさが増してきているということだろうか。
今、私は自分の課題と向き合っている。 親の希望をアタフタと実現することをやめたいと思っている。 だから、そういう時期だからこそ、 今回の父の電話は重かった。
自分に会いたくて電話をくれる人がいるのは、 本当にありがたいことだと思うのだけれど、 いつもいつも私たちが住む町を素通りして行くばかりで、 そしてこうして突発的に自分に時間ができたから、って 台風が接近している時期ではあるんだけれど、といいながら 出来たら夫婦揃って週末に来てくれないかなぁ、とは。。。
相変わらず、私の発想も病んでいるなぁと思う。 夫は私よりも優しくて、なんとか移動できないか?と 検討してくれている模様。 電車よりも車で行った方が融通が利く、と今朝言っていた。
夫には、これまでの私のような実害はない。 義理の親にあたるし、気遣ってくれるのだろう。 私の親の少々精神的に弱いところを知ってくれている。 ストレスと淋しさから、あんな電話をかけてしまったのだ、と。
「そんなにへたってるの?」
という夫の言葉。 たしかに、あんな電話を朝掛けてくるほどに へたっているということなんだろうと思う。
でもね〜〜〜〜〜 それって「来い」ってことでしょ?と思う娘。 週末ダメなら、お前だけでも来い、ってね。 お願いという形の強制は、これまでも多くて、 だからこんな反応になるんだろうな。
といいながら、私も台風の予報円とにらめっこしている。
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