天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

Be my Valentine - 2008年02月10日(日)

昨日ジョスが突然ダンス・パーティに誘ってくれる。一番下の娘のジャスティーンとその友だち4人を連れてくからって。タンゴのパーティじゃなくて、体を動かすメディテーションっていうなんか不思議なダンス・パーティだった。ヨガみたいのから始まって、前衛ダンスみたいのになって、なんだこれはって思いながら横を見ると、ジョスがマジメな顔してやってるからわたしもまねする。子供たちも最初はとまどってたけど、だんだん普通のダンスになって、子供たちは大はしゃぎしながら踊り出す。わたしとジョスもヒップホップやベリーダンシングやサルサやタンゴを次々変わる音楽に合わせて踊る。

わたしの病院のすぐ近くのビルの素敵なロフトで、広いロフトのほかに大きなお部屋とキッチンがあった。こんなところに住みたいなあって思った。

途中でフロアを出てキッチンにお水を飲みに行ったとき、ジョスがわたしに聞いた。「バレンタインズ・デーっていつだっけ? 水曜日? 木曜日?」。「んーと・・・木曜日じゃない?」「木曜日か。じゃあ、木曜日ディナーに行こうか?」。

バレンタインズ・デーのディナーなんて、デイビッドもジェイソンも誘ってくれたことなかった。ジョスはそんな普通の恋人同士みたいなこと全部わたしにくれる。

嬉しくて、「うん、やった!」ってわたしはジョスの首に抱きついた。抱きついたわたしにジョスが言う。「Do you wanna be my Valentine?」。

びっくりした。びっくりして一瞬何も言えずに、それからゆっくり「Sure」って答えた。

Be my Valentine - 憧れの言葉だった。「ただの友だち」って言われ続けて、デイビッドもジェイソンもバレンタインズ・デーじゃなくたってガールフレンド扱いしてくれたことない。わたしにとってはガールフレンド扱いでも、「ガールフレンド」って言ってくれたことない。いつもいつもそれがワケわかんなかった。つき合ってるのに「ガールフレンド」じゃない。ほんとにワケわかんなくて、それでもいつかは恋人になれるって信じるバカ繰り返してた。

ジョスは子供たちの前でも平気でわたしにキスしてくれる。踊りながらジョスがキスをくれたあと、ジャスティーンが気になってちらっと子供たちの方を見たら、5人が一斉にわたしたちのことを見てた。

パーティが終わる12時までいて、それからまた車の後ろに5人の子供たち乗ってけてジョスはわたしのアパートに向かう。「うちに来る?」ってジョスが聞くから、「あたし、じゃあうちに取りに行きたいものがあるんだけど、いい?」って答えた。ジョスは娘がいるときにうちに女の子泊めたことないからって少し考えてたけど、わたしがアパートにクリームやヘアローション取りに行ってチビたちにごはんをやってるあいだに「なんであの人うちに泊まるの?」って聞いたジャスティーンに「明日一緒にやらなきゃいけないことがあるから」って説明したらしい。

アパートに戻ったとき、ジェイソンから留守電メッセージが入ってた。


今日は先週とおなじに、ジョスは半日仕事に行ってわたしはそのあいだに教会に行く。

今日は息子のジュリアンのバースデーだった。ケーキを買ってディナーを一緒に作ろうってジョスが言ってくれた。ジョスはGAPでプレゼントのセーターを買って、わたしはバースデーカードを買う。

ケーキの時間には、真ん中の娘のジャスミンもやって来た。ジョスの子供たちみんなに会ったことになる。でもジャスミンは少し難しそうだった。「あたしのこと気に入らなかったのかな?」って、送ってもらった車の中で聞いてみたら、「知らない女の人を僕がうちに連れて来ててとまどってるだけだよ」ってジョスは言った。

13歳と15歳と18歳の女の子。みんな難しい年頃だ。ジュリアンはとっても打ち解けてくれるのに、女の子はやっぱり難しいんだなって思った。これから大変かもしれない。大丈夫かなわたし、ってちょっと思う。でも。

Be my Valentine - 恋人になってくれって言ってるの? 「Sure」って答えたわたし。それはほんとの気持ち。恋人になりたい。ずっと普通の恋人が欲しかった。ずっとこんなふうに愛されたかった。大事にされたかった。


ジェイソンに電話してない。「電話して」ってメッセージだったのに。もうきっと言わなきゃいけないね。でもなんて言おうか。



今日は考えずにもう寝よう。明日からまた仕事だ。













-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail