妊娠がわかって2ヶ月半から、ずいぶん時間が経ちました。 1年以上でしょうか。
あの時お腹のなかにいた子どもは無事に生まれてきました。 谷村新二さんと同じ誕生日。
出産はとても大変でした。 もっと大変な人もいると思うけれど、私にとってはとても苦痛な体験でした。 それでも最後に産まれてきてくれた子どもと会えて、本当に幸せでした。 長い時間がかかってしまって、きっと私以上に子どもは苦しかったでしょう。
旦那サマは出産にずっと付き添ってくれました。 午前1時ちょっとまえに、陣痛の感覚が短くなってきて、病院へ。 しばらく旦那サマも一緒でしたが、ずっと微弱陣痛のようなので、一度帰ってもらいました。 でも帰ってからも眠れなかったようです。それはそうかもしれない。
朝9時前にまた来てくれて、それから翌日の午前2時半に産まれるまでずっといてくれました。 正直、彼がいてくれなかったらあそこまでがんばれなかったと思います。 最後は彼にしがみついて、力をこめていました。 きっと痛かったでしょうね。もう感じられないくらい疲れていたでしょうか。 本当に共同作業だったように思います。
病院は総合病院だったのでちょっと古い設備でしたが、何人もの助産師さんや看護師さんが付き添ってくれて、安心して産めました。 もし次も実家にかえらなかったらここで産むでしょう。 でも無痛分娩がいいかな・・・ちょっと弱気です(笑)
その後1週間ほどして家に帰り、子育てがスタートです。 最初はパニックを起こしたり、泣き止まない子どもに腹を立てたりしましたが、 元気にすくすくと育ってくれて本当に嬉しいです。
病院から帰ってきた日、自分たちのベッドの横のベビーベッドで眠る子どもを見ながら、旦那サマに抱きしめられて、これ以上ない幸せをかみ締めました。 きっとこの先これ以上の幸せはないだろうと思いました。
子どもを欲しいとはっきりと思ったことはなかったけれど、 「産んでみないとわからない」とよく言われますが、本当にそうかもしれないと思いました。
今、子どもはもうすぐ8ヶ月を迎えます。 「マンママンマー」を連発しています。
これから病気をしたり、反抗したり、心配事は絶えないでしょうが、 子どもと一緒に親として成長したいと思います。 ・・・ってできるかしら。不安です。
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