きっと どこかで
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先日の話の続きになるが、他人を思いやることのできる人間になるためには、まず、自分を好きでなくてはならないそうだ。自分を好きでいられる人間に育つためには、人から愛された(と思う)経験が必要だと思う。
親が子供のために厳しいしつけを行う。親は子供のことを思ってやっていても、それが、「この親は自分につらい思いばかりさせる」としか思えなければ、親がやっている本当の気持ちを知らずに大きくなっていく。そして、親を恨むようになるかもしれない。
だから、厳しいしつけを行う必要がある子供でも(ほんとにそんなに厳しいしつけが必要なのかと思う私だが)、親の愛情を、その子供にわかる形で示してあげる必要があると思う。
自分の命を大切にしよう、という授業を、我が子は今学校でしているが、自分の命を大切に出来て、初めて、他の人の命も大切だと考えることが出来るのだと思う。
私は、自分自身で死を身近に感じたことがある。(もう死んでしまうのではないかと思ったことがある。)その時、「私が死んだら、子供達はどうやって育っていくのか、旦那はどう暮らしていくのか」ということが頭をよぎった。そして、このまま死にたくない、と思った。死んだら天国へ行けるなどということは思わなかった。きっと死んだらもう私の魂も終わりになってしまうのだ、と思うとつらかった。こんな時、宗教を信じている人は、死ぬのが怖くないんだろう。私は死ぬのが怖かった。
私は自殺しようとしていたんじゃないよ、過去に、持病の発作で死ぬような思いをしたことがあるのだ。
また、どんな宗教でも、自殺は禁止していると思う。自殺は一番罪が深いことなのだ。どんなにつらくとも、生きていかなければならないのだ。宗教では、そのつらいことは、修行なのだとか、試練なのだとか言うらしい。そして、神様は、その人が耐えられないほどつらい試練はお与えにならないそうだ。
宗教から離れて話をするなら、つらい時は、それぞれ、相談機関がある。適切な相談機関へかかって話を聞いてもらって、解決の方法を考えていけばよい。
そして、がんばってる自分を、自分でほめてあげよう。自分のいいところ、書き出してみてください。誰にでも、必ずあるはずだから。
2003年12月07日(日) |
フジ子・ヘミングさんのCD |
先日、フジ子・ヘミングさんをモデルにしたドラマがテレビで放映されたそうだ。残念ながら私は見れなかったのだけれど。その後、フジ子・ヘミングさんのピアノ演奏のことが話題になっていた。それで、また、興味を持って、CDを買った。「フジ子・ヘミングの奇蹟〜リスト・ショパン名曲集」
曲は、有名なものばかりだったので、私も、何度か聴いたことがあるものが多かった。テンポは、以前、私が聴いたことのあるピアニストのものより、ゆっくりめのものがほとんど。平坦でもなく、熱情的でもなく。たいへん聴きやすい、温かみのある演奏という感じを私は受けた。
リストとショパンが彼女の得意とする作曲家らしいのだが、おそらく、そのメロディーラインが、彼女の感性と合っているのだろうと思う。ちょっと哀愁を帯びて聞こえるようであるけども、暖かい。ちょっと寒い日に焚き火に当たっているような感覚を思い出すような弾き方である。これは私の個人的感想だと思うけれど。
流れるような弾き方でなく、語りかけるような弾き方、これは、ちょっとゆっくりめに弾いている事も影響していると思うし、この方が病気により、聴力に障害を負っているということも影響しているのかもしれない。
人生遍歴も、CDの解説の中に書かれてあったが、苦難をのりこえて、なおまた復活したピアニスト、という印象である。
2003年12月04日(木) |
風邪がなかなか治らない |
まだまだ風邪を抱えたまま仕事、その他モロモロこなしている状態の私。この風邪、1ヶ月以上抱えてるよー。今回は、12月に受ける検診にそなえて、体重を落とすために食事を減らしたりしていたので、抵抗力も落ちているんだろうな。実は去年の検診結果で、体重を減らすように指導を受けていたので。
先週は久々に、ゴスペルの練習に参加した。でも、声が全然出なかった。立って歌うのもしんどかった。歌うために声も出してなかったし、パワーも落ちているし。でも、先生の指導のおかげか、そんな悪コンディションの私も、それなりに気分良く歌う事が出来たレッスンだった。
月2回ある、ピアノレッスンの日のため、おとといから練習を再開した。この前のレッスンでは、今度受ける試験は大丈夫と言われたけど、おとといのは自分でもヒドイ。また、鍵盤も重く感じられた。今日はメトロノームをかけて、テンポに合わせて弾く練習をした。仕事もある子持ち主婦の私、普段でも毎日練習するというのは、出来ない。今度の試験用の曲も全部で4曲。どれも、受験用に練習しだすと、結構難しい。でも、楽しんで弾くことは忘れていない私である。これがなくちゃ、大人になって、レッスンしてる意味ないもんね。
中島みゆきの「大吟醸」というCDを最近通勤中によく聴いている。ヒット曲や、評判のよかった曲などを集めたものと説明文に書いてある。
さて本題、その中の「誕生」という曲の歌詞の中にある言葉
Remenber 生まれた時 誰でも 言われたはず 耳を澄まして 思い出して 最初に聴いた welcome
この解説の中に、アメリカでは、赤ちゃんが生まれた時、「ウエルカム」と言うのだということが書かれていた。
また、聖書の中にある言葉では、どんな人間にも、生まれてきた意味があり、果たすべき仕事があるのだというのが、ある。もちろん、生まれながらの障害者と言われる人にも、何かの意味があると、聖書には書かれている。そのとおり、障害をもちながらも生き生きと暮らしている人が大勢いると思う。 (私はクリスチャンではないけど、聖書は読むのだ。)
じゃ、犯罪を犯した人達にはどんな意味を神様はお与えになったと、キリスト教では考えるのだろう。今続くテロ活動についても・・・。キリスト教によると、人は皆、罪人なのだそうだ。今私達が生きていくためには、食べ物を食べる。これは、他の生物を殺して(植物である野菜とか、動物の肉とか)自分の血や肉としているわけで、罪を犯さないと人間は生きていけない存在であるらしい。だからこそ、自分達の為に命を失った者達に感謝して、食べないといけないのだ。だから、クリスチャンは、食前に必ず祈りをささげ、感謝していただくものである。
でも、食べ物を食べるために動物を殺すのはいいが、今のテロ活動は、単なる人殺しだけにしか私には見えない。どんな理由があっても、人殺しは、してはいけないことだ。正当防衛によるものなら、しかたがないが。
そして、自分の命を大切にするということも大事だ。我が子達は、今学校で、自分達の命を大切にしよう、という授業を受けている。
「おうちの人からのコメント」旦那にも書いてもらった。
「〇〇」(我が子の名前)という命は世界で一つしかないのだから、大事にしようね。〇〇が亡くなると悲しむ人がいるということを忘れないでね。
そうなのだ、人殺しをする人は、相手のことなど考えていないのだろう。その人の周りには家族がいて、亡くなると悲しむ人達のいること。それよりも、自分の利益優先ということか。とても悲しい。そんな人達が勢力を拡大するような社会にしてはいけないと思う。でも、犠牲者は増えるばかりだ・・。
今年の紅白歌合戦の出場歌手(グループ)が発表された。実に色々なジャンルから出場しているなあと思う。まあ、普段、テレビやマスメディアで名前が良く出る人達が多いのだが、それ以外の方々も最近増えてきているなあと思う。いわゆる、歌謡曲以外からの出演である。テレビに出なくても、人気のある歌手などはいるものだが、そういう人達も、ここ数年、出るようになって、紅白の楽しみがまた一つ、増えてきた感じがする。オペラ歌手の出演は、ずっと続いているけど、今年は、ジャズ歌手の綾戸智江さんが出演するという。ジャズ歌手とあるが、ゴスペルも歌う方である。以前、テレビのトーク番組(古館伊知郎司会のおしゃれ関係)に出た時、興味を持って、ピアノ弾き語りCDを買った。
私の場合は、高校時代、と社会人になってから吹奏楽をしていた関係で、いろんなジャンルの音楽に興味を持つようになった。入っていた吹奏楽団のカラーとかいろいろあるのかもしれないけど、どちらも、ポップス・クラシック・歌謡曲・マーチはやったし、社会人のバンドは、ジャズ好きが多くて、ジャズもやっていた。
実は、ジャズは社会人になってから、やるようになって、聴くようにもなった分野だ。最初は楽譜見てリズムを取るのが難しく感じられた。ジャズ独特のリズムが。他の人の演奏しているのを聴きながら、演奏のフィーリングをつかんだものだ。最初に聴いてから演奏した方が、入りやすかったのかもしれないけど。
その意味で、今我が子達が習っている音楽教室の教材には、レッスン曲の模範演奏CDが付いているのはいいことだと思う。楽譜を見て一から曲の練習をするより、曲を聴いてから楽譜を見て練習に入る方が、ずっと効率がいい。ただ、楽譜から、譜読みをしていって、演奏するという練習も、必要だとは思うが。というのが、アレンジ楽譜の場合だと、よく聴く曲と全く同じではないから、そうでない部分で、とまどってしまうこともある。
また、我が子の教室では、逆のこともやっている。耳コピーとも言われるもので、聴いた曲から、ある楽器の音を聴きとって、譜面に書き取る、ということもしている。これは、ポピュラー系のプロの方など良くされているようで、楽譜の市販されていない曲を聴きとって、そこから、スコアを起こすということも、出来るようにするレッスンかなと思う。
これは、実は、普通の人でも、ある程度は、やっていることなのだ。歌など、覚える時の覚え方がそうだ。たいてい、楽譜をみながら覚えるのでなく、何度か聴いているうちに覚えてしまった、そういう歌も多いと思う。ただ、それを楽譜に書けと言われても、すぐには出来ない事が多いが、そういうことも出来るようになると、いいだろうし、また、歌以外のパートの音も聴きとる能力、譜面に起こす能力も出来てくるといいと思う。
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