自分自身を特別視してみては、疑問ばかりがぐるぐる回る。 彼の目は何を見ていたのだろう。 あたしはまた、何かを望んでしまったのだろうか。 ガラス越しに見た彼の目を思い出すたび 身体に嫌な電流が流れる。 放出されない電流は、あたしの左半身を痺れさせると共に 思考回路も狂わせる。 いっそぶっ壊れてしまえば良かったかしら。 ぶち壊したら良かったかしら。 望みに甘く答えていたら、ねぇ、もっと笑ってくれた?
2004年01月23日(金) |
欲しかったのは温もりと深い眠り |
それは運命的な出会いだった訳でもなく お互いにそれ程興味を抱いた訳でもない。 ただ、とても静かに雪は降り続いていて 驚く程寒い夜だった。 彼は誰かの温もりを感じて眠りたがっていたし あたしも同様に誰かの腕の中で眠りたがっていた。 それだけの事。
田中くんの誕生日でしたね。おめデット! 田中くんが30歳になるなんて、やはり何とも信じられない。 あたしが27歳になるよりずっと信じられない。 あたしの中での彼は何故かいつも27歳だ。 そして、そんな田中くんは現実的に30歳になり、 あたしは現実的に27歳になった。
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