君と紡いだ言葉を
またこんな形で目にする事は
喜ばしい事なのでしょうか
あたしの両手には何も残っていない事を
再認識するだけの
きっと悲しい事なのでしょう
年数をこれだけ重ねて消化する事に
果たして意味なんかあるのでしょうか
熟しきらない果実を 無理やり飲み込んだ代償は 冷ややかな胃の感触と 止め処なく続く吐き気
吐き出したい
吐き出せない
テーブルの上には初めから 何もなかった それを本当に理解するまで あと何年かかると言うのでしょう
テーブルの上には初めから 何もなかったなんて それを本当に理解するのが 正しい事なのか今も理解らないのです
縋っているのは、いつかの幻影。 理解ってる。 それでも。
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