「以上2点で267円になります」と店員。 迷わず522円を出す僕。 「ごひゃく、に、にじゅうーにえんで宜しいですか?」たじろぎながら確認する店員。 「うむ」迷わずうなずく僕。
店員はいつものテンポより遅めでレジを打つ。 522円とレジを打つと、レジの液晶に255円のお釣りが表示される。 そこで店員はようやく理解したようだ。
僕は100円2枚、50円1枚、5円1枚を充分に満足して受け取る。
ルーチンワークの障害となっている僕はそのコンビニのブラックリストに載っている。
今日は普通ゴミの日。 僕は右手にカバンを、左手にゴミ袋を持って部屋を閉め、通りに出た。
同じく右手にカバンを、左手にゴミ袋を持った青年が、僕の目の前を駆け抜けて行った。 彼はスーツで、なおかつ口にトーストしたての食パンをくわえていた。
「ビジネスマン度数かなり高いなぁ。 彼は朝からだしぬけにビジネスマンの高揚感を味わっているに違いない」
よし。食パンを買おう!
戦後最大級と銘打った台風が日本にきていた時、僕は出張で札幌に居た。 札幌には9/30から居て、10/1の夕方の飛行機で東京に帰る事になっていた。
そんな僕の事情とはお構い無しに、夕方に台風はちょうど関東地方に上陸していた。 もちろん、羽田への飛行機は全て欠航になっていた。
「名古屋へは飛んでいますので、まず名古屋へ行かれて、 それから新幹線で東京に帰られてはいかがでしょうか?」 とJALのグランドホステスは言った。 「じゃあそれでお願いします」
名古屋空港に着陸し、直通の空港バスで名古屋駅まで行った時には、 東京行き新幹線は、最終の「のぞみ」だけしか残っていなかった。
「東京−小田原間がまだ正常に運行されていないので、 東京到着は1時前になると思われます」 と車掌は言った。 「でもいいです。それをください」
「ビジネスマンしてるなぁ」 のぞみの17Eのシートで僕はこういうビジネスマン的行動に、 ちょっとした高揚感を感じていた。 そして、こんなことに高揚感を感じる自分を若いな、と思った。
2002年09月26日(木) |
別のグループの人たちと飲んだ |
今日は別のグループの人たちと飲んだ。
楽しかった。嬉しかった。 つめられた。失敗した。どもった。 何を言ってるのか訳が解らなくなった。 「自分ってまだまだだな」って思った。 ちょっとでもよく見せようと意図的に思っていた。
空間と時間と人。 それらが巧く混ざり合って、良い色を作っていた。
電車から外の景色とガラスに映る自分の姿を見ながら、 現在のことと未来のことを色々考えていた。
仕事がいっぱいでぐったり。 でも、駅のホームでばったり。 そんなシチュエーションによったり。 それは夢物語だよ、やっぱり。
土日に北海道の富良野と美瑛に行ってきた。
空は広く、風は心地良く、自然の済んだ匂いがした。 全てを新鮮に感じた。
僕は東京の空や風や空気のことを考えた。 それら全てが賞味期限切れのように思われた。
僕はいつになったら、自分の事と自分の周りの事が納得できる所に行けるんだろう。
たいして悩んでもないのに、悩んだ振りすんなよ。 適当に仕事して給料もらって好きなものを買って遊べばいいじゃん。
まったく何言ってんだ。 逃げんな。甘えんな。 時間なんてちっともねーぞ。
8/27にOPENした銀座カリー館で、カレーがなんと期間限定で250円。 だから行ってみたかったのだが、店の前まで行くと蛇のようなぐにゃぐにゃ行列。 客を誘導していた黒服の店員に聞いてみると、待ち時間は1時間。
なので、諦めて銀座6丁目にあるデリーに行きました。 僕の頼んだデリーカレーは中辛だったけどかなり辛かった。
とても美味しいランチを食べて、 「じゃあまたな」 と2人乗りでバイクで走り去っていく彼らを見届けてから、僕はその場を後にしました。
何をしているのか解らないだろうけど変わりないし、変わりなくやっているだろ。
雨の日は濡れるから嫌だな。
傘をさしてなかったらずぶ濡れだけど、さしてても少しは濡れる。 どうやったら完全に濡れずに済むのだろうか。
全身を覆うような傘があれば良いのだろうか。 でもそれでも足元が空いてれば、濡れる気がする。
ということは、完全に外側と自分の内側を分ける境界が必要のようだ。 靴と地面との間にもその境界は必要のようだ。
もし、そのように完全に外側と自分の内側を分ける境界としての道具が発明されて、 それからはその道具のおかげで誰も雨の日でも濡れなくなった。
そうなれば、傘は要らなくなるだろうか。
そんな事はない。 傘のあのフォルムがいいし、柄のカーブも心地良い。
今日はなんだか2重丸。 明日もそうあればいいな。 携帯は1度も鳴らなかったけど。
あっそうだ。 実は3ヶ月ぶりに携帯を持つ事になりました。 便利というかリスクヘッジです。
何のリスクだ?
それはたぶん平均値をある程度首尾よく記録していくことに対するリスク。
でたり、へこんだり、上がったり、下がったりの毎日だ。
叱られてばかりで、誉められることはほとんどないけど、 自分で「やった。よし。うんうん」と思う事がたまにあって、 そんな瞬間がとても楽しい時でもあり、次の一歩のモチベーションになっている。
くだらないどんな生活だろうと満足できる部分はある。
くだらない生活を遠くからみれば、満足する部分なんて見つからないけど、 遠くから見ること自体があまり意味の無いことのような気がする。
まじかなことに心を燃やして、たまに遠くから眺めれば良いんだ。 遠くから眺めすぎると、この世が全てナンセンスに見えてくる。 それは確かに正しいだろうけど、生き方としては間違っていると思う。
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