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花火大会の季節が近づいてきました。 花火って、刹那的な気持ちになりますよね。線香花火でも、打ち上げ花火でも、そのはかなさみたいなものは変わらないと思う。
とある夏の夜、仁王に呼び出されて柳生は待ち合わせ場所へ。 行くと仁王はコンビニで買った花火がいっぱい入った袋を下げていて、にっ、て笑って、「海へ行こう」って言う。 柳生はちょっとびっくりするんだけど、仁王くんらしいな、って思って、いいですよって言ってついていく。 歩いていけるすぐそばに砂浜があって、二人は連れだって浜へ降りる。 ざあ、ざあ。寄せて返す波の音、潮の香り。 砂浜沿いに道路が通っているので浜は真っ暗ではなくて、街灯の明かりが波に反射してちらちらしている。
そこで二人は、花火をして遊ぶんだよ。 手に持ってぐるぐる回したり、砂の上をしゅるしゅる走り回るのから逃げたり、ドラゴンの火花に照らされるお互いの顔を見合ったりしながら、時々あははって笑い合ったりしながら。
柳生はぼんやり考えるんだ。 こうやって遊べるのもきっとこの夏が最後なんだろうなって、なんとなくそう考えるんだ。 最後の夏。最後の花火。
不自然なくらいに、はしゃいでみせる。きづかなかったふりをして。
仁王が波打ち際にロケット花火を、海に向かって等間隔に並べて刺して、順番に火を付けて、しゅっ、しゅっ、って花火が飛び出していく。 二人でそれを眺めて、高く上がれ、って念じて、同じ方向を向いて黙って花火を見送る。
全部の花火が飛んでいってしまって、浜がすうっと静かになって、言葉もとぎれたとき、柳生が言うんだ。
「みんなも呼びませんか。花火、今度は僕が買います」
仁王は、柳生がそんなこと言うのでちょっとびっくりするけど、うん、ええよ、って言って、ズボンのポケットから携帯とりだして、電話かけはじめるよ。最初はたぶんブン太。 ああ、ブン太? いま、柳生と花火しとるんじゃけど、お前も来ん?
柳生も携帯で柳に電話するよ。 あ、柳くん。いま、仁王くんと浜で花火をしているんですけど、柳くんも来ませんか?
二人でみんなに電話して、ぱかんって携帯をしまって、もう一度海を眺める。遠い燈台の光、漁船の明かり。
さあ、みんなが来るまでに、花火をたくさん買ってこよう。
そんな、最後の夏。 誰もこれが最後だって言わないけど、わかってる。そんな夏。
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このあいだ書いた、ら●ふぇあーの「降/り/そ/う/な/幾/億/の/星/の/夜」のPVがありました。 どこに、とは、ここでは言えないんですけど…(悶々)
2006年06月28日(水) |
あなたが遙か宇宙(そら)へと消えても |
さいきんほぼ毎日かよっているところで、毎日きまった時間に有線で流れる男性ボーカルの歌が気になって、歌い出しの歌詞を覚えてきて家で調べたところ、らぐふ●あーの「降/り/そ/う/な/幾/億/の/星/の/夜」だと判明。ごすぺ●ーずかと思ったら違った、びっくりだ、ら●ふぇあーってこんなに上手かったっけ。 河を超える、という言葉から、七夕をちょっと意識した歌詞なのかと思う。でもよく読んだら、自分を置いて先に遠い世界へ行ってしまった相手を思って、でも自分はまだここにいて、せつなくてさみしくて、奇跡がもし今夜起こるなら、あなたに逢いたい、そんな感じだった。
仁王と柳生で考えた。
もしも、もしも。ひろしが遠いところへ、手の届かない遠い世界へ、まさはるを置いて先に行ってしまったら。 まさはるは、あとを追うことはしないと思うんだ。そのかわり、ほかの誰も、もう本気では愛せなくなってしまって、抜け殻みたいな心を抱えて、だけどそれなりに世間と折り合いをつけて生きていく。心がこもってなくても器用に立ち回れる自分を自嘲しながら、でも、ときどき、夜空を見上げて、自分を置いてひとりだけ星になってしまったひろしに、逢いたくて逢いたくて、何年たってもちっとも変わらない、ひろしへの思いを抱いて、1年にいちどだけでも、逢える織姫と彦星をうらやんで、もう絶対に逢えない、だいすきなひとを思って、逢えないさみしさに胸を痛くして、それでも現世を捨てないで、だけど心のどこかで「きっと待っていて」って思いながら、涙が流れそうになるけど、誰も見ていないのにぐっと唇を噛んでこらえて、そして、何かを振り切るように、ひとり、帰っていくんだよ。 その背中を、満天の星が照らして、その光はひろしかもしれないんだけど、まさはるにはそれを感じることはできなくて、届かない思いに、ふたりともきゅうっと苦しくなってしまうんだよ。
そんな悲恋な仁王柳生が思い浮かびました。 でも死にネタは、わたし、だめなんで、これ以上は書けません。
峰岸的に方向性を変えるとすれば、まさはるを、こんなめめしい感じではなく、もっとつよい男にしてやりたいです。そしてひろしも死んでなくて、そうだな、外国の紛争地帯に「国境を越えた医師団」か何かで赴いたら、トラブルに巻き込まれて行方不明になってしまって、もう何年も連絡がつかないままで、もしかしたらもう死んでいるんじゃないかって憶測が飛び交うんだけれど、まさはるはそんなこと信じないで、あいつは絶対帰ってくる、俺は信じて待ってる、って固く心に決めていて、あいつが頑張ってるんだから俺も頑張るんだって言って人一倍の仕事をして、だけど時々はちょっとさみしくなって、星空を見上げて「はよう戻ってこい、柳生。俺、こんなに頑張っとるんじゃけ」ってつぶやく。そしてほんとに、ある日とつぜん、髪もひげもぼうぼうになって、服なんかすり切れてるんだけど、まっさきにまさはるのところへひろしが帰ってくるよ。めがねもきっと傷だらけ。でもまさはるはひと目でひろしだってわかる。なんにも聞かないで、ただ「…おつかれ、」って声をかけて、ひろしは「…ただいま、」って答えて、ふたりとも次の言葉を探すけど見つからなくて、ただゆっくり歩み寄って、ぎゅうって抱き合って、しばらくそのまま動けないよ。ひろしの服からは砂漠と太陽の乾いたにおいがして、まさはるはその服の上から抱いたひろしの体を、「ああ、やせたなあ」って思いながら、もう離さないって誓うよ。
ああ、これじゃあ、らぐふぇ●ーからすっかり脱線だ。 ttp://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A01721
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おそくなりました、拍手おへんじです
>A月さん おへんじがおそくなりましてすみません! いつもコメントありがとうございます。そして、いつも峰岸の意見に同意してくださってありがとうございます…! 「好きなサイトさんは更新速度が全てではない」、ほんと、そうだと思います。そこにサイトが在ってくれるだけで嬉しいんですよね。ときおり日記を書いてくれるだけでも嬉しい。私も同じです〜。なので、お言葉に甘える形ですが、私もここを閉鎖しないでキープしておきます…! あたたかいお言葉ありがとうございます。 手塚と乾のダブルス、気になりますね。めがねめがね!(笑) 最近すっかりジャンプ買ってないんですが、内容は追っかけていこうと思います。ではでは、コメントありがとうございました!
世界一長い曲が携帯で聴けなくても別にいいやと思っている峰岸です。携帯でなかったら聴くのかと言われたらそれも困りますが皆さんいかがお過ごしでしょう。こちらは雨です。
演奏者はそのあいだ飲まず食わずトイレにも行かないのだろうか。曲そのものよりそっちが気になる。
私にはもったいない出来た友人が1人いるのですが(というか私のオフでの友人はほぼこの人しかいないと言っていいのですが)、ありがたいことに食べ歩きが大好きで、ときどきグルメなごはんをおごってくれます。彼女の名誉のために付け加えますが、彼女の料理の腕はプロ級です。それでもなお、外で金を払ってうまいものを喰う、その貪欲さは素晴らしいと思う。しかも仕事が出来てお金持ち。財のない私を見捨てることなく、いつも気持ちよくごちそうしてくれる。こんなに出来た人なのになぜ私と同じく独身なのだろう。いやいや、そこらへんの男では彼女を満足させられないよ。(じゃあ私なんかもっとダメダメなんですけど)(一応断っておきますがレズじゃありません) でも彼女がお嫁に行ってしまったら私はもう死ぬしかないかもしれない。そのぐらい大事な友人です。 そして彼女はアニメオタクであり漫画オタクです。尋常じゃない量の漫画を読みDVDを観まくります。や、私がホモ小説を書いていることは知りませんが。この場合、真性のオタクはどっちなんでしょうか。
そのオタク友人から借りた、よしながふみの「愛がなくても喰ってゆけます。」がたいへん面白かったです。さすがアンティーク書いた人だけあって食べ物の描写がものすごいな。でもこの人のホモ漫画は読んだことありません。貸してくれた本人もきっと読んでいないと思う。(読んでたらどうしようブルブル)(アンティークも同じ友人から借りて読みました)(のだめもハチクロも攻殻DVDも借りた…)(でも彼女、テニスは読んでないよ良かった〜)
でも「二次創作」とか「同人」という言葉は知っているようだった。きわどい。
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遅くなりました、拍手おへんじです
>14日午前0時「13日の日記、拝見しました。まさにその通りです。サイトを続けてくださることそのものが願いです。更新はひっそりと待ってます。」のかた おへんじが遅れまして申し訳ありません、あたたかいお言葉をありがとうございます。わたくし単細胞なので、お言葉を真に受けて、まだこのサイトをここに開いておこうという気持ちを新たにいたしました。本当に、このような場所を、そんなふうに思ってくださって、声をかけてくださって、ありがとうございます。またいつか不意に更新するかもしれませんので、思い出したときにでも寄ってやってください。峰岸はまだここにおります。コメントありがとうございました。
え、マジで…? 乾塚ダブルス…!? なんだそれ! めがねメガネだよ! いぇあー!!
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拍手おへんじ、また後日させていただきます、ありがとうございます。
2006年06月13日(火) |
こんな私ですみません |
日記サイトというのもはばかられるような、ここしばらくの楽園です。峰岸です。名乗る時点で何か手遅れ感でいっぱいです。
来てくださるみなさんに何もお見せするものがなくて、本当に申し訳ないなあと思うのですが、…すごく虫のいい話なんですけれども、逆の立場だったら…と考えると、そんなに気にする必要ないのかも、とも思うのです。 自分が好きでかよっているサイトさんは、決してじゃんじゃん更新しているわけじゃなくて、ところによってはウチより更新止まってる期間が長くて、日記もほんとにたまにしかお書きにならないけど、でも、やっぱり好きなんです。閉鎖なんかされるより、どんな形でもいいからキープしていていただきたい。そう願ってしまうのです。
ウチにかよってくださっている優しい方々も、そんな心持ちで楽園を見守ってくださっているのだとしたら、本当にうれしいなあと思うのです。 ほんと、虫のいい話で、すみません。
管理人さんによっては、更新できないことが大変につらく感じられ、申し訳なさのあまりサイトを閉めてしまわれる方もいらっしゃいます。
…ですが、楽園はこんな感じで、いいですか?
まさに「生きていてもいいですか」状態ですが、もうしばらく、お付き合いいただけたらうれしいです。
『スーツ男子』タイムマシンラボ編
おいおいメガネの次はスーツかい…!
最近は日曜日でも銀行の通帳繰り越しとかできる窓口があって便利ですね。 郵便局ももっと便利にならないかな…振り込みが4時までって明らかに締め切り早すぎるし、土日に小為替買えないのも不便です。 ネットバンクの普及でおそらくこれからは郵便局の需要が減ると思いますね。 通販させていただく側としては楽で助かります。24時間振り込みオッケーだもの! イーバンクどうしなら手数料も無料…これいいよね…。 受け取る皆さんもいちいち為替を換金しなくてもいいわけですし。
や、別にイーバンクの回し者じゃないですが…。
問題は「宛名シール」ですかね。でもメールのやりとりができれば住所の書き間違いとかそれほど心配することもないんじゃ…とか思ってしまいます。どうなんでしょう。
OVA2巻のコメンタリー聞きたかったなあ。
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拍手おへんじです
>A月さん おかげさまで風邪はだいぶよくなりました、ご心配おかけしました;;; OVA2巻、越前さんの試合が30分で終わってしまったそうで…主人公なのにそんな扱い?ってちょっと思いましたですよ! でもコメンタリー(真田+柳)楽しまれたようで…! 私は、2巻はもし見るとしてもレンタルなので(レンタル版にはコメンタリーは入っていないので)、たぶん一生聞けない…んだろうなあ、って思ったらけっこう残念な気分なことに気付きました(笑) A月さんいつもお忙しい中コメント残してくださってありがとうございます。またサイトに遊びに参らせていただきます〜。ありがとうございました!
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