検索と解析 - 2001年12月27日(木) どうやら、私のサイトでアクシデントがあったようです。 ご迷惑をおかけした方々にお詫びを申し上げるとともに、解決にあたってご尽力いただいた皆様に感謝いたします。 ・・・・・・・ しかし、サーバにあるアクセス解析って凄いですね。 あまり利用したことがなかったので知りませんでしたが、こんな細かいことまで把握できるとは思ってもみませんでした。 どんな検索語でヒットしたのかまで調べられるんですから、もう、びっくりです。 あまり妙な言葉で検索をかけるのは自粛したほうがいいかも?? それから、たまにはアクセス解析をチェックするのも重要ですね。 ... 忘れ物 - 2001年12月25日(火) ここしばらく、週に一度、ネットで碁の指導をしてもらっている。 親子ともども、もう何年もお世話になっている師匠と、気の置けない仲間と、チャットでおしゃべりをしながらの楽しいひとときである。 ちょっと前になるが、娘が沖縄へ修学旅行に行く前の夜のこと、チャットでこんなやりとりがあった。 (記憶を元に再現しているので、若干アレンジしてます) ・・・・・・・ びーち : びー子は明日から沖縄に修学旅行なんだよ〜 Aさん : あれ? ハワイじゃないの? びーち : テロのせいで沖縄に変更。今、荷造り終わったって言ってる<びー子 Bさん : びー子ちゃん、忘れ物ないか〜? N師匠 : パラシュート持ったか〜?>びー子 びーち : ワキ毛も抜いたし大丈夫! だって。(爆) N師匠 : ワキ毛とパラシュートとどっちが大事だ!(笑>びー子 ・・・・・・・ その後、修学旅行からも無事帰還して数日が経ったある日の親子の会話。 「で、結局どっちが大事なんだろうね〜?」 「何が?」 「ワキ毛とパラシュート」 「たしかになぁ、どっちも重要だよねぇ。いざパラシュートで降りるって時に、ワキ毛のお手入れを忘れてると危険かもしれない」 「え〜、何で〜?」 「降下するときに、こう、ギュッとワキをしめる姿勢で飛び降りるとなると、落下速度が速くなるんでないの?」 「あ、そうかもね〜、あれは鳥みたいに手を広げて飛び降りるもんね〜」 「それだよ、それ。白木屋の火事と同じさ」 「シロキヤって何?」 「それはね、昔、日本橋の白木屋っていうデパートで火事があってさ、当時の女の人は着物でノーパンだったからね・・・」 「あ、知ってる〜、それ。日本のおパンツ普及の原点だっけ?」 「飛び降りろ〜!って言われても、飛び降りられなくて、いっぱい焼け死んじゃったんだよね〜」 「・・・ところでさぁ」 「ん?」 「フツー、ノースリーブとか水着を着てパラシュートで降りないんじゃない?」 「あ、そっか」 「おパンツの起源も関係ないじゃん」 「あはは〜、そりゃそうだ、よかった、よかった」 ・・・・・・・ って、何がよかったのだろうか? いまだにどっちが大事か、という問題には結論が出ていない。 ・・・・・・・ その後のその後。 「おかーさん、バカじゃない、結論出てるじゃない」 「んん?」 「だ・か・ら、パラシュートでOKなんだってば!」 「なるほど〜」 クリスマスの夜に、こんなことで感心していてどうする。 ... 容量と賞味期限 - 2001年12月23日(日) ついに一ヶ月の空白。 まあ、この件に関しては、便りが無いのは良い知らせ、という感もなきにしもあらず。 駄文を書くよりも他にすることがあったということなので、本人は建設的な方向だと思っていたりする。 でも、実は、囲碁の勉強を再開したために、もともと容量の少ないHDD(ワタシの脳味噌のこと)に、パーテーションを設定したので、テキスト領域が猫の額ほどに狭くなり、使い物にならなくなっているというのが本音であろう。 何かを増やすと何かが動かなくなるこの脳味噌・・・まったくもって貧弱である。 処理速度は諦めるとしても、容量ぐらいは何とかならないものか。 パソコンのように、HDDを増設できたらどんなにいいだろう。 そうそう、容量といえば、先日、辻仁成氏がミュージシャン、作家、映画監督など、さまざまな活動で成果を上げていることについて聞かれ、こんな風に答えていた。 (確かニュースステーションのインタビューコーナーだったと思うが、うろ覚えなので、間違っていたら申し訳ない) ・・・・・・・ 小さい時から持っている夢のタネみたいなものに、諦めないで水をやりつづけること・・・あとは畑の大きさのモンダイでしょうね。 ・・・・・・・ ふーむ、畑の大きさ=容量のモンダイですか。 辻氏の作品はまったく読んでいないし、音楽の方も「ほら〜ごら〜ん♪」という曲に何となく聞き覚えがある程度(タイトルも知らない)なのだが、この言葉にはけっこう納得させられるものがあった。 そうだよな〜、いくらすごいタネを植えても、狭い畑じゃ芽が出ないもんな〜。 やっぱ、***エーカーとか、×××ヘクタールとか、○○○町歩って単位じゃなきゃ、勝負にならん気もするなりね〜。 8畳間ほどのレクリエーション農園じゃダメかも?? 辻氏のちょっとばかり傲慢な香りが漂う口ぶりに、いささかむっとしつつも、タネもシカケもハタケもない我が身を振り返ると、首筋のあたりを師走の風がひゅるひゅるるんと通り過ぎていくのであった。 う〜、さぶっっ。 てなわけで、風呂にでも入ってじっくり暖まろうとすれば、これまた先日の娘の一言が脳裏をよぎっていく。 実家の風呂には「あったかボタン」というのがあって、追い炊きができるようになっている。 湯船にひたって追い炊きをかけ、じんわりと煮える様を、娘に「レトルトみたいだぢょ〜」と言ったら、「おわっ、古っっ、賞味期限切れすぎ〜」と突っ込まれ、続けさまに追い討ちをかけられた。 「この、昭和のボンカレーがっ!」 「ぐぐっ・・・」 返す言葉もない。 しかし、次の瞬間、彼女は頭を抱えてこう叫んだのである。 「しまった〜〜、おいらも昭和だったぁ〜〜っ!」 ふふん、ザマーミロ、だ。 仮にも(って仮じゃないけど)親に向かって失礼千万、今更悔いても時すでに遅しぢゃ、ふぉっふぉっふぉっ。 「でもさ〜、昭和でもさ〜、ククレって感じだよね〜、おいらは♪」 おいおい。 ・・・・・・・ ※これを読んで、松山容子さんがニッコリ笑っているパッケージを思い出したあなた、はい、そこのあなた・・・かなり古いっすよ。(笑) ... 幸運 - 2001年11月23日(金) 決してスマートとはいえない親子二人が、小さなコタツにぎゅうぎゅう詰めで入っている。 娘の無防備な脇腹とかを見ていると、何故かツンツンと突ついてみたくなる。 ツンツン 「うぴゃ〜っ! 何するんだよ〜」 「児童虐待」 「やったな〜、え〜い、家庭内暴力でお返しだ〜」 ペシペシ ・・・・・・・ まったく、パンツのゴムも伸びてしまうぐらい平和である。 幼い子どもに暴力をふるわなければいられない人間にならなかったこと。 親に憎しみの拳を上げずにいられない子どもじゃなかったこと。 これらは決して自分たちの力で得た結果ではなかろう。 この幸運なめぐりあわせに感謝せずにはいられない。 ... 薄氷のケープ - 2001年11月12日(月) 冷え性とは無縁、肩こりもナシ、肺活量4000cc(※)という私にも、ついに女らしさを発揮する時節が到来したのだろうか・・・。 首の付け根から肩甲骨あたりに漂う冷気。 風呂に入ろうが、厚着をしようが、カイロを貼りつけようが、まったく消える様子がない。 まるで、薄氷のケープを肩に掛けられているようだ。 風邪の名残りだとばかり思っていたが、どうもそうではないような気がしてきた。 いわゆるひとつの「お年頃」ってヤツっすか? それとも・・・ うぃ〜っ、ぶるぶる、くわばらくわばら。 変な想像はしないでおこう。 それでなくても、夢見が悪いんだから。 ・・・・・・・ でも、この悪寒というか、嫌がらせというか、実に不愉快な症状、キャッチボールをすると治りそうな気がする。(根拠はなし) ナチュラルシュートがかかるぐらいの速球が投げられたら、スッキリしそうだよな〜。 ・・・・・・・ ※昨夜のTV(NHK総合ポップジャム)で、自分の肺活量が、ケミストリーの二人より多いという事実が発覚したのであった。 ... 最短の恐怖 - 2001年11月09日(金) 人間の身体というのは、偏った力が加わると、何とか修正しようと頑張ってしまうものらしい。 昨日、長い夢に疲労困憊してしまったので、混沌の脳としても、少しは思うところがあったのだろう。 今朝の夢は短かった。 たぶん史上最短であろう、何の設定もなければ、ストーリーもない、登場人物もいないし、色まで白黒だ。 でも、私は声を大にして言いたい。 短くすればいいってもんじゃないだろう! で、夢の内容は・・・コレ↑ 夢をヴィジュアル化できるのは画期的な出来事だ。 が、しかし、とにかく、コレだけなのである。 白い半紙に楷書で書かれた「大作」の二文字。 私の脳の夢の領域は完全に「大作」に占拠されていたのだ。 田舎っぺ大将の愛のメッセージか? とんかつ屋のメニューか? 『ベン・ハー』でも見てろってことか? 「だいさく」なのか「たいさく」なのか「おおづくり」なのか、 せめてルビぐらいふってくれ。 いったいこれは何なんだぁ〜〜〜っ!! ・・・・・・・ 過ぎたるは及ばざるが如し。 長すぎるのも短すぎるのも問題である。 しかし、「大作」のサブリミナルは怖い。 長い夢の方がまだしもである。 ・・・・・・・ 《補足》 この文章及び画像は、特定の宗教団体とは一切関係がありません。 特定の個人名に敬意を表すものでもありませんし、中傷したり揶揄するものでもありません。 その点は明記しておきます。 ... 長い旅 - 2001年11月08日(木) 実生活ではここ2日ほど、一歩も外に出ていないのだが、久々に夢の中で長い旅をしてきた。 大阪・富山・北海道。 行き先の組み合わせは、寝る前にしたネット巡回が影響しているに違いないのだが、登場人物やエピソードについては、毎度のことながら、自分の脳の混沌に唖然とするばかりである。 ・・・・・・・ 近未来風集合住宅の一室。 古い友人Mと、8mmビデオを見ている。 何の根拠もないが、そこは大阪ということになっており、誰の住居かは定かではない。 Mの別れた夫の彫刻の作品と、彼の笑顔が繰り返し再生されるが、その顔はひどく殴られて歪んでおり、唇は切れて血が滲んでいる。 見ているTVはひどく旧式の白黒TVで、ブラウン管に水色の樹脂でできたカバーがかけられているタイプだ。 そこにMの友人というミュージシャンの青年が訪れて、私の東京にある住居の配管にトラブルがあるので工事の必要があるという。 彼は音楽では食べられないので、水道の配管工をしているのだ。 急遽打ち合わせが行われ、工事の期日が決められた。 その青年があわただしく帰って行き、ビデオの画面が青い砂嵐になったところで、私は、その青年が忘れていった携帯電話をポケットに入れて旅に出る。 ・・・・・・・ 喫茶店と工房と画廊が一体になったようなロッヂ風の大きな家。 またしても何の根拠もないが、そこは富山で、誰の住居だか定かではない。 私は、以前にその喫茶店に通っていた常連客だったらしい。 郊外にあるその家は、今は喫茶店ではなく、常連客や作家やその家族たちがコミューンのような暮らしをしている場所になっており、タピストリーや陶芸、木工の作品が雑然と並ぶ中を、小さな子供たち、そして犬や猫や兎や羊などの動物が走りまわっている。 昔知っていた人にも会って談笑するのだが、それが誰だったのだかは、よく思い出せない。 その家では、大人も子供も菜園の手入れやそれぞれの制作に忙しく、働いたり遊んだりしている。 客分である私は、何となく手持ち無沙汰になり、片付ける人のいない流し台でひとり皿を洗っていると、台所の窓からは、遠く雪を戴いた稜線が見えた。 忘れ物の携帯にメールが届く。 十数文字しか送れないショートメールだ。 「ごはんはちゃんと食べましたか?」 ・・・・・・・ 小高い丘の上で、Mと話をしていると、ひとひらの雪が舞い降りてくる。 三たび、何の根拠もないが、そこは北海道の山間の小さな町である。 どういう事情だかわからないが、私は小さな子どもを一人預かって、東京に連れて帰らなければならない。 あっという間に白くけむっていく秋の景色、近くの林にもさらさらと雪が降り積もり、足元の地面もじょりじょりとしたみぞれの状態から、真っ白な雪にみるみるうちに覆われていく。 本格的に積もってしまうと帰れなくなる。 慌てて駅を探し、新幹線の切符を入手する。 無人駅のような小さな駅に、ランダムに停車している何台もの列車。 誰に聞いても、乗るべき列車がどれなのかわからない。 発車時刻が迫っているので、切符の座席番号を頼りにそれらしい列車に乗るが、中はひどく風変わりなレイアウトの寝台車になっている。 1mぐらいの高さに固定されたソファーのような寝台と、床に直に敷かれたマットレスのような寝台が、交互に並んでいるのだ。 番号を照合すると、私の座席は高い方のソファーだ。 寝心地は良さそうだが、子ども連れではちょっと苦しいかもしれない。 そうだ、子どもだ。 彼はどこにいるんだっけ? 慌てて確認すると、彼はポケットの中で丸まって熟睡している。 ん? ちょっと小さすぎるけど、まあ無事だからいいか。 って、いいのか?? 何もかもに確信が持てないまま発車を待っていると、隣の席の男女が話しているのが聞こえてきた。 新幹線だったら、もう少し早く東京に着けるのにな。 だから、女満別から飛行機に乗ろうって言ったじゃない。 でも、この雪じゃ、賭けになっちゃうよ。 え? これは、新幹線じゃないんですか? 違いますよ、新幹線は確か上のホームから出るんじゃなかったかなぁ。 慌てて飛び降りて周囲を見まわすと、銀色にオレンジや紫のストライプの入った本物の新幹線が、高架線から発車したところだった。 ・・・乗り遅れてしまった。 ポケットの中には、預かった小さな子どもがいる。 配管工事は明朝9時。 さあ、どうする?! 忘れ物の携帯にメールが届く。 「ちゃんと眠れましたか?」 ・・・・・・・ いやはや、長い夢、長い旅。 ちゃんと眠れてなんかいるもんか。 ぷんぷん! ...
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