想
目次|過去|未来
未だに僕は自分のことを中学生か高校生のように考えている。明確に「この時点」という指標のようなものがあるわけではない。ただ漠然と、そう感じることがあるだけだ。たとえば地元で自転車に乗った中高生、特に男の子とすれ違うと、自分と同い年くらいかな、とか、少し下かな、とか思うことがある。申し訳ないことに、実際は10近く離れているに違いない。彼らを同年代と捉えておきながら、その一瞬の後には、彼らの目に自分がどう映っているのか理解する。
妙な違和感。
ああもう自分は彼らとは違うのだ。けれども、あの頃の僕と今の僕と、いったい何が違うというのだろう。
確かにあったはずの10年という期間が、本当に存在したものかどうか疑わしい。ここには、僕がいるだけだ。
家に帰ると死んだはずの母親がそこにいて、自分はなぜか制服を着ていて、というような話とは少し違うが、もしそんなことが突然起きても僕は素直に受け入れるだろう。今の僕の方が希薄、ということは、僕がこの10年を受け入れていないからなのだろうか。
最近よく感じる違和感は、こんなところにある。
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<せっかくだから〜、とすぐに考えてしまう自分は、ちょっとケチくさいぞ。>
電車の中で1円玉を拾い、道ばたでスロットのメダルを拾った。
銀色の平らなモノを拾いやすい日。でもそんなモノって、かなり限られている。
家には相変わらず、壊れたパソコン。
ファンタジー小説ならこんな時、
壊れたパソコンの上に今日拾った2枚の銀貨を乗せておけば、
実はそれが魔法のアイテムかなんかだったりして、
あっという間に直っちゃったりするんだろうなぁ、と、願いを込めて、
拾った1円玉とメダルをパソコンの上に置いておいた。
次に電源を入れたら、パソコンは魔法の力で直っていた。
1週間パソコンを放っておいたことは、物語の読者には当然、内緒。
仕事をしていないときの僕の頭の中はいつもこんなかんじ。
あれから一週間。
無事に病気は治りました。
いったい何だったのでしょう。
パソコンが、「ディスプレイ真っ暗病」に罹っている。
白い背景に黒文字なら辛うじて見える程度に、真っ暗。
誰か治し方を教えてください。
目が疲れた。
2004年07月03日(土) |
虜/レシーバー?/<す→せ> |
西日暮里経由で秋葉原、石丸電気でイヤホンとイヤホン延長コードとCD-Rを買い、還元されたポイントでノートパソコン冷却シートを買って、飯田橋で用を済ませてから秋葉原と日暮里と北千住で乗り換えて家に帰るまで、エンドレスで「ハチポチ」。惚れそう、というか惚れた。それでも第一印象は「歌にみがきのかかった松たか子」。
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「イヤーレシーバー」という長い名前はどうも落ち着かない。
3392円もするイヤホンを買ってしまった。
貧乏なのに。
しかし、どうやら右耳と左耳では耳の穴の形か大きさが若干違うようなので、サイズの違うイヤーピースがついているのは良い。
‘密閉ダイナミック型’という仰々しい形式で、心地よい装着感。
眼鏡の人間にフック型はあまり適当とは言えず、かつ耳を覆う形のヘッドホンは持ち運びに不便。というわけで、原点に帰る。
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<荒んだ生活から、今すぐ抜け出せ!>
そうさ!夜中にこんな日記読んでるあんたのことさ!
そして、机の上に仕事を放置して100通のメール消去に時間取られてる俺のことさ!