目次過去未来


2004年10月22日(金)  うんざり

気分の浮き沈みが激しかった日は、帰り道でぐったりしてしまう。
今日は仕事場に、今までそこでは出会ったことのなかった最悪な女がやって来て、危うくブチ切れそうになった僕はただ笑うしかなく、歓迎すべからざる高揚感から脱しきれぬまま、水曜に行けなかった映画館へ「スウィングガールズ」を観に行き、そのスウィングと馬鹿笑いに引き込まれ上機嫌で地下鉄に乗ったものの、父から頼まれていた新書を買いに立ち寄った本屋で目的のものが見つからなかったばかりか非常に胸くそ悪いタイプの本*に引っかかってしまい、簡単に言うともううんざりである。ついでに言うとたった今、TSUTAYAで借りてこようと思っていたCDを借りてくるのを忘れたことにも思い当たった。
ぐったりだ。

*一応。『人格障害かもしれない』 磯部潮 光文社新書


2004年10月21日(木)  ぐちゃぐちゃ

いろいろなことをいちどに考えようとすると、そもそも何が問題だったのかもわからなくなる。

...happily ever after....


2004年10月20日(水)  不安/<は→ひ>/停電

豪雨よりも雷よりも小さな地震のほうがはるかに怖く感じられるように、
僕はどうやら、見えるものよりも見えないもののほうに強い不安を感じるらしい。
人の感情や考えに対しても同じで、
相手の考えが何らかの形で表れているときは大して怖くないけれども、
何を考えているのかわからないときは、とても怖い。
(だから僕は多分、僕と同じような人間がいたら、いやな気分になると思う。)

というようなことを、気まぐれな暴風雨の中、チャリで走りながら考えていた。
中間テスト中の高校生の家に家庭教師として行ったのだが、案山子程度にしか役に立たなかった。
かていきょうし。かかし。「か」で始まって「し」で終わる言葉。それはそれとして、
地学も化学もさっぱりわかりません。ごめんなさい。
しかしそこで、たまたま、電子辞書の中のジーニアス英和大辞典に間違いを見つけてしまった。
きっと、ちゃんと探せばこういう間違いはたくさんあるんだろうなぁ。


今日は、本当は午前中、銀座に映画を観に行く予定だったのだが、
朝起きたらひどい頭痛だったのでやめた。
昼になっても治らず、仕方がないので薬を飲んで仕事に出かけた。
しばらくは、頭が妙に痛んだ。
いつもこんな頭痛に悩まされていたら、そりゃぁ死にたくもなるだろう。
鬱じゃなければいいんだけれど。とか言って。すぐ治ったから平気。健康。ばっちり。


******
<はれのひ はたらき、あめのひ どくしょ。
 きょうは いちにち どくしょのひ。>
晴耕雨読。あー、はやく隠居してぇ。
******


20日の0時ごろ、うちの周辺で停電があった。多分、復旧まで1時間くらい。
晴れていたら星がきれいだっただろうに、と思いながらうっかり寝てしまったが、
もう少し頭が働けば、どこまでが停電しているのかマンションの屋上から見られただろう。
今度停電があったら、ぜひやってみようと思う。


2004年10月18日(月)  虹/「じゃあ」

夜の街の向こうに虹がかかっていた。
まさかと思って目を凝らしたが、それ以上はっきりとは見えないし、霞んで消えることもなかった。


***
人のちょっとしたアクセントや口癖や言い回しを観察するのは面白い。
なくて七癖。言葉は、その内容以上に話す人間を物語る。

「じゃあ」は、いつの間にか僕の口癖になっていた。
じゃあ、来週の月曜日に。
じゃあ、僕がやっておきます。

相手の出方を見ている証拠だ。
決して良いとは言えない僕の口癖。


2004年10月17日(日)  勉強/くま

勉強の一環で「メディア」と何度も入力しなければならなかったが、
気づくとたまに「メシア」と打っていたりして、
科学の先端から反対側の端へと突き飛ばされたような感じになる。
文化のジェットコースター。金をかけずに遊ぶ。

勉強しながら、50年とか100年とかいった単位でモノを考えていると、自分の人生のなんと短く感じられることか。
あと何年かの間には子孫ができて(というのは希望だが)、
その後何十年かで僕の人生は終わるのだ(というのは確実である)。
世の中が、たった10年やそこらでどれだけ変わるというのか。
短い。あまりに短い。
もちろん、「いまや世の中の変化は急激でなんたらかんたら」というのもわかるが、本質的な部分では何らの変化もないのではないか、
実に具体的な変化であふれかえる現代は、小手先/見せかけだけの変化にとらわれて、その実、大した変化はないのではないか、
などと思ってしまうのである。この考えこそまったくといっていいほど根拠のない、漠然としたものではあるが。

自分が死んだ後にも世の中は少しずつ(結果的には大きく)変化していくのに、その変化を知ることができないというのはずいぶんつまらない気がする。

***
NHKのアナウンサーがさっきから「熊に襲われ…」というニュースを読んでいるが、
どうも「馬に襲われ・・・」に聞こえる。
「ま」の音が高いからだ。他局もそうだったかな。


真 |MAIL