想
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僕が彼女にしてあげられることは何だろう
というのは多分、本音の一部でしかない。
時間が解決してくれる
というのは、かなり本音に近いものだけれども、それも完全ではない。
結局、僕と彼女は何かが根本的に違うんだろう
というのは諦めのようで、性質が悪い。
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明日は祖父の一周忌。
僕はたぶん薄情者だ。
オサマ・ビンラディンが「9.11」の容疑者になった。
大統領選3日前にして、これだ。果たしてどの程度の票が、どう動くのか。
9.11が「認められるべきこと」だとは一生思わないが、「なるべくしてなったこと」という考えはどうしても拭えない。
単に9.11というよりは、あの日を境に目につくようになった様々な問題や、一連のできごとが、か。
昨日「華氏911」を観たばかりのためか、あるいはもともと問題が複雑すぎるためか、
いろいろな情報にさらされて、僕の頭は多少混乱している。
やはり、とりあえず開票結果を待とうと思う。
投開票に関連して既にいろいろな問題が起きているらしい。
明後日までにテロが起きないことだけをただ祈ろう。
ところで、『アホでマヌケなマイケル・ムーア』は、
この本に対する2〜3人のコメントを見ただけで内容がわかってしまうのが悲しい気がする。
だから読まない。けれども、その立場の必要性は理解しておこう。
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にほんごってむずかしい
やさしい
やさしくする
やさしくして
やさしく して なにを?
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母親が、かなり遅いながらもパソコンのメールに手を出している。
今日は「京浜東北線」と書こうとして「景品十歩苦戦」と変換していた。
これほどメジャーな単語が一発で変換されないはずはない、と思って確認すると、
「けいひんと‘お’ほくせん」と打っていた。なるほど。
話は変わるが、
PHSのメールが半角カタカナでしかやり取りできなかった頃、
20文字くらいの字数制限があった。ポケベルもそうだった。
それについて母親が「字数を気にしながら文句を考えなきゃいけなかったし…」と言った。
僕にしてみれば、そんなことは考えたこともなかった。
勝手に頭の中で短い文や言葉の並びが決まっていたような感じだった。
実はそれも学習の賜物だったのだろうか。
それとも、ワーキングメモリーに関する何かがどこか違うのだろうか。
ま、いまや研究しても何かが変わるとは思えない時代になっているけれども。
2004年10月29日(金) |
やっと観た/<ひ→ふ> |
時として映画は僕の無知を軽やかに非難してくれる。
都内のほとんどで上映最終日を迎えた今日になって、「華氏911」を観た。
ブッシュの‘ブッシュ’たる所以が、そこには確かにあった。
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もしもアホならば
<非常事態こそゴルフ>
あるいは
<非常事態ってことにこれっぽっちも気づいてないからこそのんびりゴルフ>?
どちらにしろアホ確定。
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そんなわけで、大統領選挙の行方がけっこう気になっている。
残念ながら僕は票を持っていないので、ただアホのように見守るしかない。
先日も来たあのどうしようもない女が再び仕事場にやってきた。
(といっても、少なくともこれから数回はあの女に会わねばならない。)
今日も相変わらずどうしようもなく、そのために説教臭くなっていた僕は、
夕飯を食べていた場所で、よその家の子どもに、ごめんなさいの仕方を教えてしまった。
(理由もなく説教はしない。彼が僕のチーズバーガーを落としたからだ。)
悪いことをしたつもりはない、そのくせ何となく後悔している僕は、小心者だ。
震度4の地震のときにガラス張りの建物の中にいてみろコノヤロー。
それでも僕の身に起きたことといえば、
予定していた「2046」が観られなかったことくらい。
怖くて。
というわけで、新潟辺りに知り合いはいないけれども、被害が拡大しないことを祈るばかりである。