ガンモ&まるみのクラカメ日記

空耳/Music by shisyun
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執筆者:まるみ MAIL   ガンまる日記 もよろしく。


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日記才人

2001年05月13日(日)
コンタックスRTSのその後

 仕事仲間に貸し出ししていたコンタックスRTSが返って来た。彼女は撮影した写真を見せてくれたのだが、何とモノクロだった。
 彼女曰く、「モノクロのほうがごまかせるかなと思ったんです。」
 私は、「いやぁ、モノクロはごまかせるようでいて、ごまかせないんだよね〜。」と、かつて写真部の先輩に言われた言葉を口に出して言ってみる。

 写真は、室内で撮影されたもので、飲み会のような場所での人物写真だった。ほとんどの写真がピントも露出も合っていた。彼女はかなり実力があるのではないかと、大変頼もしく思った。

 コンタックスを使ってみた感想として、やはりこの手のカメラが欲しくなってしまったらしい。やはり、彼女を梅田の中古カメラ屋さんに案内すべきなのだろうか。



2001年05月11日(金)
カメラで心の中を語る?

 最近、カメラのページの更新をサボりつつあるのは、私が心の中の何かを投影させるために、音楽や文学の世界にひたり切っているからなのかもしれない。

 カメラで心の中を語ることはきっと難しいだろう。例えば、あの人はニコンFを持ち出しているから今はこんな気持ちなのだろう、などということは量りにくい。あの人はいつも標準レンズばかり使っているのに、今日は広角レンズだから、きっと気持ちが落ち込んでいるんだろうなんて、そんなこと絶対に有り得ない。

 そう考えてみると、カメラ仲間たちとの関係も、単にカメラという固体を通して会話をしているだけで、お互いの本心などは見せていないことになる。むしろ、写真という作品を通してのほうが心の中を語りやすいのかもしれない。



2001年05月05日(土)
声を掛けられ易い性質?

 私はどういうわけか、知らない人から声を掛けられることが多い。
 その中でも特に、観光地でカップルから「すみません、シャッター押してください」と言われることが一番多い。カメラを持ち歩いているせいもあるが、それでもガンモと一緒にいても私のほうが声をかけられるというのはどういうことなのだろう。

 しかし、だいたいにおいて、これで撮ってくださいと言われて渡されたカメラの使い方は良くわからない。押すだけでいいですからと言われても、責任重大である。オートフォーカスの機能をどこまで信用したら良いのだろうか・・・。いっそのこと私のカメラで撮ってあげますから、送り先を教えてくださいと言ったほうがいいのかもしれない。



2001年04月20日(金)
コンタックスRTSの引渡し

 翌日持って行くはずだったRTSは、カメラの山に埋もれてなかなか持参することができなかった。今朝、ようやくカメラの山から掘り起こして持参し、彼女の喜びの笑顔を見ることができたのだった。

 簡単に使い方の説明をしたあと、カメラバッグごと引き渡したのだが、彼女はまるで恋焦がれるかのようにカメラを触り、シャッターを切ったり、ファインダーをのぞいたりしていた。

 やがて落ち着くと私のところへ財布を持って来て、「あの、いくらでしょうか?」と言った。「え?」と私。「売ってくださるんじゃ・・・。」「待って待って、いや、それは売れないのよ〜。」「がーん。」と彼女。

 どうやら私の説明がうまく伝わってなかったらしく、彼女は私がカメラを譲ってあげるものだと思い込んでいたらしい。ショックを隠し切れない彼女を、「まぁ、とりあえず使ってみて。」となだめた。

 普段使ってないカメラが、こんなにも人に喜ばれるなんて、うれしいことだと思う。カメラのほうも、愛情をたっぷり注ぎ込んでもらって喜んでいることだろう。

 もし彼女がこのカメラを気に入ってくれたら、同じものを探しに梅田のカメラ屋さんに付き合ってあげてもいいかなと思う。



2001年04月16日(月)
前代未聞!

 今日、昼休みに仕事場の女の子と話していたら、ついついカメラの話題になった。
 
 彼女はデザイン系の学校を出ていて、学生時代に授業で写真を撮ったり、自分で現像・焼き付けをしていたのだと言う。しかも、印画紙は先生の好みにより、イルフォードを使っていたと言う。更に、当時は借り物のカメラを使っていたが、コンタックスにこだわりがあり、ライカよりもコンタックスが欲しいのだと言う。

 私はもうびっくり仰天した! 仕事先で写真をまともにやっている女性に出会ったのは初めてのことだったからだ。私はうれしくなり、彼女と固く握手を交わしたのだった。

 彼女はどうしてもコンタックスが欲しくて、梅田の中古カメラ屋さんを何度かのぞいたりしているらしい。しかし、なかなか手が出ないとか。

「コンタックスだったら、RTSがウチにあるけど、良かったら明日持って来ようか?」

と私が言うと、彼女は飛び上がって喜んだ。彼女との付き合いはまだ半年くらいにしかならないが、こんなにうれしそうな顔を見るのは初めてのことだった。

 明日、彼女がどんな風に喜んでくれるのか、とても楽しみである。