相手によって人格設定
こんな余裕がある今季の恋路は
所詮、消失しても泣けない
と顔を上げて覚悟した
平和主義の私達が
何故に衝突し過ぎたのか
所詮、心から抱き合えない
と目をつぶり頬ずりした
貴方の云う誠実とは
全てを明かし嘘をつかない事
所詮、綺麗事を並べた自己満足
と噛み締めて頭を撫でた
様々な色を吸収しようと
貴方の心を覗き見した
所詮、満たす為の我侭で御免
と俯き答えを出した
伝わらない強がりは恐らく
後から追いかけてくるだろうが
最期に貴方を頷かせてから
あの場所へと背中を押す
少しの間でも
幸せな夢を見られたでしょうか
私。
出会った頃から繰り返した
言葉足らずのぶつかり合い
喜怒哀楽の激しい風がそよぐ
散りゆく木の葉は鮮やかなまま
ほら、すぐ君のすぐ傍まで
春が近づいてきてるよ
さぁ背中押してほしい?
見つけた傲慢さはひと吹き
冷たい風でどこかへ飛ばしてあげる
ほら、春になってしまえば
もう連れ戻したりしてあげない
それでも背中押してほしい?
幾度もぶつかり合った写真
醜く映ってるなら、
紙飛行機にして吹き飛ばしてあげる
いつまでも同じ場所にはいられない
時間に甘えるのならば
悔しいけれど背中押してあげる