心を映し出す星空を
あれだけ眺めるなと
言い聞かしておいたのに
隙間を埋める術を
絶えず探しながら歩いたから
笑い声が涙を紛らしてくれた
意図的に築いた繋がり
何故か段々と自力でなく
気付けば時間が繋いでくれて
花が咲かない、と
ぶちぶち言いながら
君の部屋に持って行った日
あっと言う間に
優しく咲かせてくれたでしょ
だからね、
隠れた君の心を見つけられた
傷つくのが恐いからって
言わなかった本音は
最期まで君には伝わらなくても
誰にも真似できない
二人だけの握手ができたらいい
本当の僕への帰り道
久しぶりに見上げた星空はとても綺麗で
月光が僕の心の汚れを照らした
やっと心が洗われた気がした
ぼやけた星空は
視力が知らぬ間に悪くなったせいか
気付きたくない涙が流れたせいか
どれくらい困らせたかな
でも君にとっての過ちを
償う義務があるんだよ、と
チクチクいじめるぐらい
許してもらえないもんかなぁ
どれくらい笑ったかな
「自分の為」だと吐き捨てて繋いだ手
ゆっくり暖かくなってきた頃
最期の門限が近づいた
時間が教えてくれた君を
解ってあげたいのは、結局
自分が可愛いからだけれど
ちゃらにしてくれるなら
君の過ちを許してあげるよ
解っていた未来を受けとめる自信は
相変わらず今でもあるから
後ろ振り返らずに
行くべき場所に行きなよ
相変わらずに強がりだから
本当の僕を見つけぬままに
君を冷たく見送るだろうけど
後ろ振り返らずに
真実の場所に行きなよ