何処かから伸びる手が
僕を撫でると、直ぐ
蘇ってくれる 幼い気持ち
本当は単純なはずなのに
長い間、見出せなかった想い
人は時間と共に
大きくならなきゃいけない気がして
無理に笑顔を堪えるだろ
だから何時の間にか、
心にぽっかり穴があく
誰でもいいわけじゃないけれど
与えられた優しさを
心に押し込めたあとは
返してあげたい 普通のお返し
無理に「普通」じゃ嫌だ、って
必死になればなるほどに
失っていく想いをここで留める。
安物のシルバーや
流行りのサングラス を身に纏い
宛ても無く さ迷った末の収穫は
安物の黄色い声だけ
何も持たずに飾らない より
いかに何かを奇麗に飾れるか
考える方が好きだけど
記憶力の老化と反して
忘れちゃいけない輝きがある
沢山の想いや知識や経験は
時には邪魔をする事だってある
きっと青かった頃に気付かなかった
罪の重さを 只、今気付いているだけ
と、結局は自分を正当化したがるけど
本当は そろそろ起こそう革命
黄色い声も腐ったピカピカも
必要無い自分を目指して。