いつもなら手と腰、振れるはずの
飛び跳ねた電子音が 近頃うるさい
街中の騒音も君となら
愛しい旋律に変えられたのに
僕が、八方美人でも、眠っても、
馬鹿にしても、そっぽ向いても、
いつでも手を繋いでてくれたっけ
たとえ離れ離れになったとしても
いずれあの場所に帰ってしまっても
僕たちだけの愛は決して消えない、と
信じて抱き合えた日々が恋しくて
嘘つきの僕を笑って受けとめてくれるのに
君はいつまでも馬鹿正直だから、
より一層、僕の不誠実さに気付けた
今やっと溢れ出る想いが行き場をなくしてる
失ってからでは遅い、知ってたのに
何かの為に、背伸びしたはずなのに
いつの間に人を見下ろすようになったんだろう
誰かの為に、笑ったはずなのに
いつの間に優しい気持ちを忘れたんだろう
自分の為に、強くなったはずなのに
いつの間に弱い自分を見せたがるようになったんだろう
頭の上で交差し続ける
矛盾で成り立たない感情
交われば衝突して消える
流せば気付かず通り過ぎる
こんなもどかしい想いを
言葉にさえできなくなりそうで。