僕らは少し膨れた荷物もって
手を繋いだまま、歩いてる途中
向かい合うべきだった過去を
今、打ち明けられなくても
少しずつ少しずつ、大丈夫
あの頃、君との繋がりを
忘れたくない、と
必死で書き溜めた言の葉
ひとつだけ怖いのは
この想いを言葉にする事だけ
溢れそうでも、この心にだけ
じゃないと僕は
また駄目になりそうで。
急いで歩く僕の背中を、
呆れて見ていた君に
「早く来てよ」と
叫んだ事があった
違う場所を目指す君を、
一人占めしてみたくって
無理矢理この手で
コッチ向かせ、キスもした
繋ぎとめる為の、最後の切り札
あの頃は、失敗だったと嘆いた
でも今こんなに傍に居て
隣で真っ直ぐ見つめ合える
長く続いたこの道は
あの頃で終わりじゃなかった