一橋的雑記所

目次&月別まとめ読み過去未来


2005年12月27日(火) 『Noir』祭りの予定は無いです…今の所は(今の所は?!)。※ホントは060724.

頭の中で。
『Noir』の出撃テーマ(違)と。
『舞-HiME』のテーマとが途中から混じって。
大変な事になっております己です。
ええこちらに書き込みは久々ですねえ(逸らし目笑)。

後。
『Noir』の霧香ちゃんのアクションシーンと。
『舞-HiME』のなつきちさんの格闘シーンとが。
結構脳内で被って面白い事になっておりますです。
個人的には、霧香ちゃんのクールな暗殺者っぷりが。
なつきちさんにプラスアルファされたら。
ものっそい嬉しいなあとかそんな感じで(マテ)。
あ、待てよ。
寧ろ日常のわんこっぷりが加味された方が面白いのか…!(コラ)

でも。
流石にミレイユ姐さんと静留さんは被らない(当たり前)。


そんな感じで。
横道にものっそい逸れつつも。
ちゃんと考えてますよー、しずなつ小話の続き。


多分(多分?!)。


てか。
日常ほのぼのな感じのがやっぱり。
書きたいかも、うん。
御飯食べるシーンとか。
そりも、お豆さんとかが良いなあ…(何故?!)。


2005年12月26日(月) 本サイトにて『舞-HiMEプロジェクト部屋』公開開始〜。※ほんとは060705.

と言ふ訳で(何)。

己的本サイトの方にて。
『舞-HiME部屋』を本格始動準備に入りましたので。
こちらに書き書きしていたしずなつの小話は。
未だにのたのた徒然書き中の例のあれ(あれ?)を除けば。
全て、Web拍手並びに『舞-HiME部屋』で閲覧可能となりましたです。
エンピツさんのレイアウト、めっさ気に入っているのですが。
これを再現するのは結構メンドクsげふがふなので。
ちょっと違った感じに見えるのは止むを得ないかと思いつつ。
本サイトからお越しの方には飛びやすくなったかなあと。

あ。
今回のお引っ越しに関しては。
全然全く書き直しやら校正やらしておりませんので。
変えたのは文字色とか位でせうか。
だもんで、後からちょこちょこ手直しする可能性も無きにしも非ず。

己の悪い癖なんですよね……。
UPしてからでも気になった箇所はこそっと書き直すってのは。

内容がどうの、ではなくて。
地の文とか台詞回しでどうしても違和感が生じてきたりして。
気になってしまうとこっそりと、ええ。

そういふ手直しの必要性を全く感じないのは。
今現在の時点では、某企画参加作品「cigarette」、
くらいでせうかねえ……。
あれは、己が勝手に触ったらあかん、と思える位。
かなりオートマティックに文章降りてきてソレっきりっつー。
珍しい書き上がり方をしたお話なので。

企画対談でも話しましたですが。
脳内で勝手に誰かと誰かが会話を始めたり。
何某かの行動を開始して。
それを必死に書き留めて回るのが己の仕事、みたいな。
書き方をするものですから、己。
その降りてきたものにその時点で追いつかなくて。
後で引っ掛かったり後悔した箇所を直すことが多いので。
己の場合、書き直せば書き直すほど、言葉の数が増えてしまったり。
だから、「cigarette」だけは今以て不思議。
書くスピードと脳内の世界が無事に一致した稀有な小話です。


さて。
リンクミスチェックは週末に回してー。
サイト巡回の旅に出かけますかー。




2005年12月25日(日) 余りに切ないレポばかりなのでちょっと血迷ってみました(何)。※ホントは060704.

例の修羅なゲームレポートを各所で眺める内に。
どうしても書かねばならない気分に陥ってしまった。
己としては過去最大級に。
有り得ない位、 ほ の ぼ の な小話を一つ。

ええと。
ええええと。


良いんどす!!!!!(どす?)
偶には己だって和みたいんどす!!!!!(何ソレ)






たとえば、座り込んでゲームに熱中したり。
雑誌を捲って時間を潰している間。
背中で聞く、彼女の忙しく立ち回る気配だとか。
少しずつ辺りに漂ってくる、美味しそうな匂いだとか。
汗をかいた首筋に掛けて貰った、タオルの清潔そうな香りだとか。
そんなものが運んでくる、遠く懐かしい記憶。
何でだろう、思い出させるほど似ている部分なんて。
これっぽっちも無い筈なのに。



HOME



耳と視界を圧していた機械音とCG画面から。
不意に意識が引き戻されたのは。
穏やかだけれどもまめまめしい彼女の動く気配の合間に。
流れている小さな歌声に気付いたからかもしれない。
何故か意外な気がして。
ゲームを一旦停止状態にした。

「……どうしたん?」

私の挙動にどうしてだか敏感な彼女は直ぐに気付いて。
微笑みながら振り返る。

「いやその……」

ええと、と口籠もってしまったら、小さく声を立てて笑われた。

「笑うな……! 今、その、歌ってたろ?」
「歌……?」

きょとん、と目を見開いた後で、いややわあと彼女は口元に手を当てた。

「うち、鼻歌歌てました?」
「……うん」

恥らう彼女を見ていたらこっちまで恥ずかしいような。
何とも落ち着かない気分になって、慌てて目を逸らす。

「だからって、その、変だとか思った訳じゃないぞ? その……」

何を言いたかったのか自分でも良く分からないまま。
言葉を続けようとした時。

「分かってますって」

まだ少し笑い含みの声で、彼女が言ってくれたから、ほっとする。

「昔からの癖なんよ。独りで台所立つ時の」

言いながら、エプロンで軽く手を拭き拭きやってきて。
ソファに陣取る私の目の前に、すとん、と腰を下ろして目線を合わせる。

「……昔から……独りでって?」
「ああ、なつきにはまだ言うてなかったんどすなあ」

緩く小首を傾げるように、彼女はあっさりと続けた。

「うちもお母はん、ちっさい頃に亡くしてますから」

え?……と聞き返す前に。
彼女はほんのりと苦笑いめいた表情になった。

「せやから家では、炊事は昔っから、うち独りの仕事やったんよ」
「そ、そうか……」

何と返したものか考えあぐねて。

「私とは、随分と違うな……」

うっかりと零した言葉に、彼女の眉が瞬時に曇る。
しまった、と慌てた私は。
握りっぱなしだったコントローラーを思わず投げ出して。
違う、と首を大きく横に振った。

「気にしないでくれ、私は、その、元々不器用というか。
 食べる事にはそんなに、拘ってないというか……」

ああ、と、彼女は更に苦笑を深くする。

「そやね、マヨネーズ以外にはほんまに拘りらしい拘り、ないみたいやし」
「し、静留……!」

あんまりな物言いに思わず上げた声を、堪忍な、と受け流して。
彼女は、すっと立ち上がる。

「でも、誰か喜んでくれる人が居てくれはるから、うちも楽しいんよ?
 うち独りの為やったら、ちっとも面白いことあらしません」
「そ、そういうものか……?」
「ええ」

いつもの穏やかな表情に戻って、彼女は頷いて見せる。

「小さい頃は、お父はんが、今は、なつきが居てくれはるから。
 独りで台所立ってても、喜んで食べてくれる人が居てる思たら、
 ちっとも苦にならへんし、嬉しうて、つい鼻歌も零れるんどす」
「う、嬉しい、のか?」
「ええ」

どうにも良く分からなくて寄せた眉根を、彼女の指先がこつん、と突く。

「難しいこと考えんでもええんよ」

そうして、楽しそうに微笑みながら再びキッチンに戻っていくから。
私は、どんな言葉も見つからなくて、その背中をただ見送るしかない。

「そや……なつき?」
「な、なんだ?!」

その背中が急に振り返ったので。
慌てて大声を上げてしまったが、それにはお構いなしで
彼女は、にっこりと笑ってみせる。

「今度は一緒に、台所仕事せえへん?」
「……はあ?」
「なんぼ大好きななつきが待っててくれるいうても、
 やっぱり独りは少ぅし寂しいもんやさかいねぇ」
「ば……!!」
「ふふふ……冗談どす」

物凄く楽しげな声音を残して、彼女はキッチンへと戻る。
寂しい、なんて、少しも思ってなさそうな、飄々とした足取りで。
それが何だかとても、何処かとても、もどかしいような。
悔しいような腹立たしいような。
……何故か寂しいような気分になった時。
私の胸の中で、何かが微かに身じろぐような気がした。

――今度はなつきちゃんも、一緒に行く?

不意に甦る、柔らかい声音。
台所に立つ姿なんて、記憶の中にも殆ど皆無で。
ご馳走と言えば、家政婦さんが作ってくれるものとか。
近くのファミレスでごく偶に一緒に食べたお子様ランチ位で。
仕事が忙しくなると、滅多に家にも帰れなくなるからと。
幼かった私を、研究所にまでも連れて行ってしまう。
そんな人。
彼女とは、何処にも似たところなんてないのに。
思い出させるような仕草も動作も言葉遣いも。
全く何処にも見当たらないのに。
何故だろう、この頃は。
彼女を見ていると、頻繁に思い出すものがあり過ぎて。
自分でもどうかしていると思う。

少し前までは、思い起こすのも苦しくて。
自分の中にある遣る瀬無い想いや復讐への飢餓感を。
掘り起こすだけだった、あの人の記憶が。
彼女とこうして過ごす中で唐突に。
もっと、優しい、穏やかな色を纏って甦る事があるから。

それは私に、戸惑いと焦りと同時に。
どうしようもない懐かしさや切なさを呼び覚ます。
しかもその事を。
決して辛いとか苦しいだなんて思ってもいない自分が。
不思議で堪らない。

「……ああ、なつき」

暫く物思いに耽っていた私の耳朶を。
彼女の何気ない声が緩く、叩く。

「良かったら、ホンマに手伝ぅてみますか?」
「……何をだ?」
「お皿とかお箸、並べるだけでええんやけど」

ゆるゆると上げた顔の先。
色々作り過ぎたかも……と困ったような言葉を呟きながら。
でも少しも困った風に見えない彼女が居たから。
そんな簡単な事なら、とソファから腰を起こしながら。
脳裏に浮かんだ自分の考えに。
私は、思わず、苦笑していた。

子どもながらに、父親の為に台所に立つ日々を過ごした彼女と。
子どもながらに、自分を捨てた父親を憎む事しか出来なかった自分と。
母を亡くしたもの同士、同じような独りぼっちであっても。
こうも違うのかと思い。
それが逆で無かった事に私は、つくづくと、安堵したのだ。
同じ境遇に育ったとしても私は、彼女のようには為れなかっただろうし。
その逆も確かだろうとは、分かっていても。

「おおきに、なつき」

言われるままに料理の盛られた皿や。
二人分の箸や湯飲みをテーブルに運ぶだけの私に。
彼女は心底、嬉しそうに微笑んでいる。
敵わない、と、心から、思った。








ええと。
えええと。

ほのぼのっつーか。
何このバカップル状態っつーか(言われる前に/え)。

でも。
この時点ではまだまだ静留さん。
片恋状態なんですよーとか、言って、みる……(逸らし目)。

アカン。
何書いても、癒されない気がしてしまうのはあれです。
公式が、公式やから……(伏し目)。


一橋@胡乱。 |一言物申す!(メールフォーム)

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