誰にも言えない

2024年11月20日(水) なぜ

「なぜ私は何十年もの間、助けてもらえなかったのだろう」という思いが、ときどきふと浮かんでは、頭の中を占領する。
何百回(何千回?)という加害を目の前で見ていた人がいるのに、なぜ私は助けてもらえなかったのだろう。
怒りと憎しみが膨れ上がって、膨れたまま固まりきってしまうまで、なぜ加害は止まなかったのだろう。
なぜ、あの人たちは、私が怒り狂って家庭内別居し誓約書を突きつけるまで、事の重大性に気づかずにいられたのだろう。
なぜ、あの人たちは、事ここに至っても、平気な顔をして笑ったり私に話しかけたりできるのだろう。

なぜ、私は長い間、誰にも助けてもらえなかったのだろう。
小学校4年のとき、学校のアンケートにも「困っていること」として書いたのに、なぜ、誰も何のアクションも起こしてくれなかったのだろう。

なぜ、私は長い間、誰にも助けてもらえなかったのだろう。

なぜ、なぜ?


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憂鬱天使

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