たまらない。たまらないくらいに怖い。 離れてしまいたくなるくらいに。 どうしても怖い。
『私』という生き物を、知られるのがたまらなく怖い。 『私』という人を、見られるのが怖い。
どう思われてるのか、たまらなく怖い。 ね、怖い。と、言ったら貴方は どういう反応するかな。
でもね、きっとね、貴方にとって私は重すぎると思うの。 今のうちに、離れたほうが、貴方にとっても幸せなんだと思うの。
自惚れるなよ、自分。
私なんかを好きになる人なんていない。 何、舞い上がってやがる。 今のうちに引け。これ以上本気になる前に引いときな。
純粋な貴方だから惹かれた。 まっすぐに私の目を見た貴方だから惹かれた。 子供のような貴方がたまらなく好き。
どうせ外見だけ。どうせ外見だけ。 私の外見で貴方は好きになった。 そう思って引くんだ。
でも、貴方はそんな人じゃなさそうだよね。
って、そんな風に思っちゃだめなんだ自分。 信じられないわけじゃない。
知られるのが怖いだけ。 どうしようもなく怖いだけ。
知られて嫌われるのが怖いだけ。
そうしたら私。 今度こそ本当に本当に
壊れてしまいそう。
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