ゲラ夫の元同僚たちと飲んだ際、美味しいセルビア料理のレストランがあると聞いた。 「特に海老がお薦め!」と教えてくれた彼女は、スペインやらフランスやら(仕事でよく行く)で海鮮類を食べ漁ってるので舌はアテになる。 (他のポー人に勧められてたら話半分で聞いてたと思う。)
是非行きたい!と思ったけど、ゲラ夫が外食大嫌い人間になってしまったので、当分行けねーなーとか思ってたら、その翌日にチャンス到来。 友達の女の子と2人で映画観にいったんだけど、その後食事する事になって、しかも偶然にも彼女のお薦めが正にそのセルビア料理の店。 行く行く!行きますとも!
金曜の夜ってのもあって店は満席。「予約無いなら無理です」って言われて帰ろうとした所で、私達の後ろに居た初老の夫婦に別のウェイトレスが「あ、予約のキャンセルがあったので・・」とか言ってる。 「私達が先でした〜〜〜!!!」と、無理矢理テーブルに案内してもらった。 だって腹減ってたんだもん。
店は屋根付き屋外と、店内とあり結構な広さ。そして人もがっつり入ってる。 でも各テーブルが大きいから人で溢れかえってるってほど窮屈ではない。 店員さんは(多分)セルビアの民族衣装をつけてて。 ま、ぶっちゃけあの衣装がポーのでもドイツのでも、私には区別つかないんだけどね。 アコーディオンとバイオリンの民俗音楽生演奏なんかもあっていい雰囲気の店。
そして海老を頼む。 トマトソースとバターソースのがある。私はポーのトマトソースには期待してないからバター系にしようかと思ったんだけどここはセルビア料理屋。 セルビアといえばイタリアの隣。(ん?イタリアの隣はクロアチアか。でもちょっと前まで同じ国だったし。) などなど考えてトマト系にしてみる。 付け合せはコメ。 友達は鶏モモのハーブ焼き。ローストポテトを添えて。
そして来た料理はポーで食べた中でも快心!!!!の味。 小型スキレットに大ぶりの海老たちとたっぷりのトマトソース@ニンニクたっぷり。ワケギ(直径1センチくらいある)が長いまま1本上に置いてある。 セルビアの飾りは豪快ですね。 「バルカン風のコメ」という付け合せはディルが入ってて、ポーにもありそうな料理だった。
友達の鶏モモもディルを振って焼いてある。だからポーにもあるじゃん、それなら。 それともトマトソースが添えてあればセルビア風なのか。 でも付け合せのローストポテトが、ディルとバターとトマトソースを新ジャガにまぶしてあって、これまた旨い。
噂によると、羊も子牛もかなり美味しいらしいけど、それは次回のお楽しみ。 友達の彼氏が途中から参加して、結局奢ってもらっちゃった。わーい。
と、言うわけで私の中ではセルビア料理=(ポー料理+イタリア料理)÷2かな。 どの料理にもニンニク、ディル、トマト又はバター系のソースだった。 しかし旨かったなぁ。 またすぐ行こう。
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