銀行に行く途中、サンダルの底が剥がれかけたので瞬間接着剤を購入。 そして銀行窓口で「ドル口座から400ドルをズロチ口座に入れて〜」なんて説明しながら瞬間接着剤開けたら、水のような接着剤が溢れる溢れる。 指にも大量にこぼれて 「ヒィィィ!指が離れなくなったら皮膚科行きだ〜〜!!!」 と、接着剤を銀行の床に放り投げる。
幸い指同士はくっつかなかったけど、指先バリバリ。困った。 今この瞬間「ではこことここにサインを〜」とか言われてもサインできないな、などと思ってたけど取り越し苦労。 ポー人担当者はそんなに仕事が早くなかった。
どころか、私のドル口座すらまだ探し当ててない。 私は口座番号(20桁くらいある)を覚えてないので、毎回ポー発行の身分証明書を提示して氏名から検索してもらってるんだけど、この担当者はそれができないそうで。
担当者「パスポートはありますか?」 私「は?持ってきてませんが。」 担当者「どうしてですか!!???」(怒りの口調) 私「はああああああ??????」(これは心の発言。口には出してない)
私は過去2年間ほぼ毎月この銀行に来て、ポー発行の身分証明書提示で全ての手続きができてた事を説明。 担当者「でもこの身分証明書の番号をシステムに入力できないんです。どうしてパスポートを持ち歩いてないんですか?」
私、淡々と続ける。 「パスポートを持ち歩かないのは、私にはれっきとした身分証明書が他にあるからです。」 「ここにある、この身分証明書はポーランド政府が発行したオフィシャルのものです。」 「あなたがシステム入力法をわかって居ない事と、だから私がパスポートを持ち歩かなきゃいけないのは別問題ですよね。」 「だいたい私はほぼ毎月ここで同じ手続きをしてるのに、どうしてあなただけその操作ができないんですか?」
担当者、顔真っ赤。 担当者「あなたは、私に対して問題があるのですか?」(ああキツイ訳だな) 私「いいえ、あなたが業務に対して問題があるのです。」(同じく翻訳調。意味わかる?)
何故かはわからないけど、とにかくパスポート無しでも最終的に手続きはできた。(できんのかよ!) そして次回からはパスポートを持ってくるように!としつこく言われる。 私「次回から毎回ですか? それとも次回だけですか?」 この質問は何度かして、その度に答えが不明瞭。 どうやらシステムに私の以前の身分証明書(2年ごとに発行されるから)の番号が残ってて、それを消すのにパスポートが必要????とか。 こりゃ次回ゲラ夫と一緒に行って、後は彼に戦ってもらうしかないな。
相変わらず真っ赤な顔して怒りの業務を続ける彼女を尻目に、私は指に付いた瞬間接着剤を剥がす。 見た目にはのほほんとしてただろうけど、実は瞬間接着剤を剥がすのに必死の私。 だってバリバリなんだもん。
こんなにバトったのは久しぶりだ。しかもポー語で。 でも先に切れたのは向こうですから。 しかも私は声を荒げてませんから。怒鳴ってたのは向こうですから。
と、言い訳してもやっぱり疲れるな。 そしてその直後、ヨガで癒される。 ヨガの後で銀行行ってりゃもうちょっとゆとりある対応ができたんだろうけどねぇ。
|