先日の記事に 「2つの園が合同で行うイベント」のことを1つ書いたけど もう一つ、大きな行事があった。
夏の1泊保育。
年長さん(5歳)。
隣町の園は敷地も広く、建物も大きかった。
その中の体育館のような場所に1泊する。 (恐らく教室の2階全体がだだっぴろい部屋だったのだと思う。)
前日、私は家族にあててこんな手紙を書いた。
「みんな いきて しなないでね」
って書いてある。
この手紙を書いたときのことはよく覚えている。
隣町の園に1泊して、自分が帰って来たときに 家族がいなくなっていたらどうしよう、と そんな不安でいっぱいになり ヒックヒックと泣きながら書いた。
まぁもちろん、帰って来たときには 誰も死んではいなかったのだけども。
私は自分が高校生になるまで 近親者が亡くなるという場面に出会うことなく生きたので 当時「死」ということが、どんなことをあらわすのかを わかっていたか定かではない。
でも「もう会えない」とか 「ひとりぼっちになってしまう」といった思いは確実にあった。 だから、そう間違った認識ではなかった。
5歳なら「死」のことを理解しているものかな。
いや、違うか? ミニウサギを飼っていたのはいつだったか?
お祭りで買ってきたミニウサギ。 あっという間に死んでしまったミニウサギ。 名前さえつける暇もなかった気がする。
もしかしたら、 そのことが「死の連想」を生んだのかも知れない。
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