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今日ネットで偶然乳がんの方のHPに足が止まった。 発見から治療、現在の経過に至るまで刻々と記してあるその膨大な量の日記に釘付けになった。
アタシはぽろぽろと涙が出た。
その人は癌というものに臆する事なく生きるという唯一つを目指して一日一日を大切に生きていたからだ。
自分の生活を省みた。
生きて考えて生活をしていく上で無駄な事ってないと思っていた。 以前の仕事柄たくさんの死に様を目にしてきた。 死について深く考えた事があっただろうか? 死に行く人の気持ちを最後まで慮った事があっただろうか? なんとなく自分が情けない気持ちになった。
でも解ろうとしても解らない部分は正直たくさんある。 頑張れという言葉も妥当ではない。 彼女に対して「生きて欲しい」ただ本当にそれだけだった。
自分もマンモでも受けておこうかなぁと思ったその時、電話が鳴った。 妹からだ。
「あのね、こないだの婦人科の結果出たんだけど癌だって。まだ初期だから早期にオペするって言ってたよ。」
は?
・・・嘘でしょ?
しかし妹は明るく「オペも時間かからないらしいから良かったよ。シフトも穴空けられないし、子供たちの行事も詰まってるからね。」と笑っている。
妹だってナースだ。予後が悪ければどうなるかぐらいは解っているはず。 言葉が出なかった。 アタシだったらそれどころじゃない。
「先を見ていく勇気」
自分本位で生きてきた今のアタシには持てないかもしれない・・・。
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