職場の近くの古着屋の店先に立っているトルソーが最近着ている服が、彼のしていたようなコーディネートで、通るたびにどきりとします。 けれど、隣の女の子のコーディネートは私とはちがう、かわいらしいレトロなワンピースを着ていて、そんなことに嫉妬に近い感情を覚えてみたり。 彼のようなトルソーの体型が、細身で華奢だった彼とは違うのだからこれは彼ではないと思ってみたり。 いまだに手を通せない、彼の形見の皮のジャケット、それも古着で買ったものだと聞いていました。そのジャケットにとても良く似たものを着ている、そのトルソーがいけないのです。 なんとなくその店の前を通ってしまう私がいけないのではないはずです。 そんな風に思い切れない癖して、天気が悪いからと親に止められたから、バレンタインでもある今日の日にお参りに行く事を諦めてしまえるほどになっていることも、事実です。 明日行くつもりですけれど。
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