何年経っても同じことを繰り返す。 成長できない自分がほとほと嫌になります。 もしかしたら彼に死を選ばせてしまった遠因であるかもしれません。 わたしは、人と本当には触れ合えないのです。 どうしていいのか、わからないのです。 人の気持ちがわかりません。 どのくらいの距離を取っていいのか、わかりません。 自分が近づけなくて、近づけさせないだけなのに、近づいてくれない人たちのせいにする。 置いてきぼりにされたことを遠くから見て、苦しむ。嫉妬する。 近寄って行って自分から輪に入ればいいだけなのに。 わかっていてもできないなら、そんな自分を憎めばいいだけなのに、相手に責任転嫁をする。 向うにとっては、私がこんなになっているとは夢にも思わない、たぶん些細なことかもしれないのに。 たぶん今までで一番心を開けていたのは、彼に対してだというのは自信があります。 でもあくまで自分の中だけであって、一般的なレベルとはちがうでしょう。 そんな私をわかってくれてはいたけれど、歯がゆい気持ちもあったでしょう。 それでも、彼と付き合ってから、少しは人との距離を近づけようとすることができるようになったと思います。 もうすこし大丈夫な人になったかもしれません。 でも、途中で切れてしまいました。 私のせいだというのに、このように後退してしまった状態は、彼が死んでしまったせい(彼のせいではない)にしてしまっている自分も、よくわかっています。 もう少し人を信じられる自分になれたかもしれない未来が無くなったこと。 心を開いた人を無くすことを、より恐れるようになってしまったこと。 それらは彼のせいではない、だけど、あの別れのせいなのだと、無理矢理に。 一方で、もう少し人と関われる自分になろうと努力しているつもりでもいます。 でも、結局は、どうしていいのかわからないのです。 相変わらず、ひとりで生きていかないと、という気持ちが消えることはありません。 なんとか違う行き方をと思いつつ、色々心の決着はつけたと思いつつ、やはり完全には無くなっていません。 でも寂しいから、だれかと繋がりたいと思ってしまうという気持ちを無理に閉じ込めて無視をする、というのはやめられました。 それが余計に、どっちつかずな自分にしているのかもしれません。 虚勢であっても孤高を保とうとする気力が、崩れてしまっているのを、立て直すことも出来ない今は、ただ、途方に暮れるばかりです。
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