catch A wave
6+9hz
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2007年06月02日(土) ■ |
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サヨナラは月曜の朝に。 |
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いつもと様子が微妙に異なるから、 なんとなく不安になり、逃げた。
強引に腕で頭を押さえ込んで唇を寄せる彼は、 いつもと少し様子が違っていて、 わたしを不安にさせるのには十分だった。
逃げては捕まり、捕まっては逃げるを、 暫く繰り返した後、 「どうして俺から逃げるの?」と、 拗ねていじけた彼に、愛しさで降参した。
「どうしたの?」
「どうもしないよ?」
どうもしない訳ないような様子だが、 突っ込んで聞いても仕方ないなと諦めて、 抱きしめたまま優しく頭を撫で続けた。
微笑み合って、腕を絡めて、 唇を寄せてから、寄り添って眠る。
「どうした?」
「どうもしないよ?嫌?」
「ううん、嫌じゃないよ。」
妙な不安と絶え間ない愛しさで、 心がぐちゃぐちゃになって、 一瞬も離れたくなくて、 ずっとくっついてるわたしに彼が笑う。
「甘えん坊だな。」
わたしはいつも傍にいる。 決して逃げたり、 独りにしたりは、しない。
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