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■百器徒然袋――風 |
■ 2004年08月19日(木) |
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京極堂シリーズ最新? 榎木津探偵事務所中心の短編集。 『陰摩羅鬼の瑕』以来だけど、なんかさー、最近の京極シリーズって、なんだかなーって思う。 昔、『姑獲鳥の夏』や『絡新婦の理』で受けたあのしびれるようなヤラレタ感はもう得られないのだろうかと思ってしまう。 京極堂がどもっちゃダメでしょう…。 榎木津が宛名を書いちゃダメでしょう…。 なんだか、よくできた二次創作、もしくはパロディのようだった。
とりあえず、覚書程度に内容も書いておこう。 ●第一話 招き猫の話。 ●第二話 本島君監禁される。鏡の話。 ●第三話 益田君の尾行はやっぱりヘン。奇妙な盗難の話。
あー、今になって、『絡新婦の理』が読みたくなってきた。 私はあの話が一番好きだ。桜の描写が美しい。
■次に読む予定の話→『13階段』
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