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■瞬間移動死体 |
■ 2004年09月28日(火) |
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瞬間移動死体/西澤保彦/講談社文庫
<かんたんな覚書> 売れっ子作家を妻に持つヒモ同然の夫。 しかし、旦那様は魔法使いだった(嘘)。 ひょんなきっかけで妻に殺意を覚えた夫は、自らの『特殊な力』をもちいた妻殺害計画をたてる。 海を越えたロサンジェルスに妻を殺しに行ったら、事件は思わぬ展開をみせて…。
私は7回死んだ男しか読んだことはないけれど、この人の本は面白いと思う。 何が一番面白いって、やる気のない夫の一人称(笑)。 ミステリ好きからすると「はっ? そりゃダメだろう」な特殊な状況を、さも当然のように、理論的に展開する手腕はちょっと憧れる。 でも、やっぱり7回死んだ男のほうがいいかな。 あっちのほうが主人公(久太郎)がいい感じで。
◎次に読む本 机の上に転がっていたので『死者は黄泉が得る』でも。 『人格転移の殺人』もちょっと読みたい。 あと、最近井上夢人も読みたい熱が再燃。 『オルファクトグラム』が読みたいが、ぶあついので持ち歩きがアレなんだよなぁ…。
最近ちょっと本を読むペースが速くなったかも。 電車に乗ることが多いのかしら?(基本的に本は電車の中で読むのがほとんどなので)
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