亡くして改めて実感する。 私は親に恵まれたんだなと。
たくさん嫌なこともあったし、逆らって悲しい思いをさせたり 本当にいろいろあったけれど父と母が大好きだった。
母の怒るととてつもなく怖い顔 笑って「えっちゃーん」と呼ぶときの顔
父と話している時の穏やかな空気 いつも客観的な目線で私を依怙贔屓せず公平な意見を言う生真面目さ
ほんとうに、親がいなくなるというのはこんなにも不安で寂しいのか
子供のように愛したぽんず 父
3月のあの日から、今日まで、なんと苦しい1年だったことか
脳梗塞の影響で少しの段差も超えるのが困難になった父と歩くときは いつも手をつないだ あのひんやりして綺麗だった手
外科医だった時の習慣で爪はいつも切られ、ヤスリで整えられていたあの手
もう繋げないのか
母は歩くときよく腕を絡ませてきた 髪のブローが下手くそで出かける前に良く「後ろやってー」と頼んできて くるくるドライヤーで巻いてあげていた
マニキュアを塗るのが適当なくせにいつも赤を塗るのではみ出したところを よく綿棒でふいてあげたっけ
母が亡くなってから2年くらいはよく泣いたよ と妹が言っていたが、私も同じだ
私たちはまたこれから2年はなくのか 40超えちゃうよ そんな年にもなって親が恋しくてめそめそするわけだ
情けないけどどうにもならない
chick me
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