にゃも日記
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怖かった話
今週は通院だった。 内科とクリニックなんだが、その日は二軒とも19時迄受け付け。 18時に会社を出て、スムーズに診察完了。 駅から近いのは便利ですな。 さて、ご飯買って帰ろうと、コンビニへ。 ナナコチャージをしようとATMで操作、完了♪ っと振り返ると 私の右後ろにピッタリ張り付く人がいた。
ッ!!!!! 私は口を両手で押さえ、多分仰け反ったと思う。 急過ぎて、それが誰だが分かるのに数秒かかった。 ニヤニヤしながら立っていたのは彼だった。
何故こんなとこいるの?いつから見てたの?懲りてないの? …私のさっきまでのテンションは真冬並に冷えた。
「うわぁ、ビックリしてるやんお前…フヒヒ」 と、イタズラ大成功!みたいな満面の笑みの彼。 チャージだから良かったものの、預金引き出しだったら…
に「ATM覗き込むなんて、ただの不審者やん、何してるん」 彼「ビクッとしてたな、ビックリしたんやろ、ビクッやてw」 無視してカゴを掴み歩く。 着いてくる。影みたいに着いてくる。 彼「今日病院の日やろ?間に合ったんか?」 に「行って来たよ。なんでこんな時間におるん?」 彼「両方行ったんか?」 に「行ったよ。なんでこんなとこおるん?方向違うでしょ」 彼「連れと久しぶりに会ったから、ずっと喋ってたんや」 に「じゃあもう食事終わったん?」 彼「いや、食ってない」 この時20:30過ぎ。彼は大体19:00前に帰宅するはず。 タバコのニオイがすごかった。むしろ煙い。 さっきまで煙の中に居たような臭い。パチか車内だろうな。 どうやって撒こうか…無言でウロウロしていた。 その間にも、私の持つカゴに「お前こんなんどうや」と、 お菓子や惣菜をトットコ入れて行く。 えー?と聴こえない振りしてスルーしていた。
たまに、脇腹をつついて来る。脇を突いてくる。スルーしても繰り返す。 余りのウザさに、やめて?と睨むと、 彼「怒ったw」「何を本気になっとんや」と茶化す。 私「可愛くない言い方で悪いけど、脇腹をつついて楽しい? 私が嫌がってるように見えない?本気で不愉快なんやけど? 誰も喜ばないしプラス要素が全くないからね?」 すると私の尻をさわり、ホッペを膨らませて上目遣いに見上げる。 40のオッサンが。
私はもはや、何を買いたかったか忘れた。 ただもう、こいつを撒いてしまいたかった。
やっと上司に「彼とは価値観が違いすぎました」と報告したのに。 上司は何か知っているようで、「あの坊主はなぁ…」と少し考えて 「先方のために、具体的な話が出る前に上手く離れなさい。」と言ってもらえ、 これからも仕事を続けられそうなのに。
レジについた。カゴの品を分けてもらい、 「会計も別でお願いします」と言った。のだが、 彼は自分の支払いになると、電話しながら店を出て行った。
ナナコで支払い、外に出ると、彼がニヤニヤしながら立っていた。 荷物をもぎ取られた。 彼「俺のメシこっちの袋か」「ついでやし家まで送るわ」 私「会社の車なんやし遠回りやん、ええよ。私の買い物袋もらえる?」
贅沢だがタクシーで帰宅しようと、財布の小銭をチェック。 タクシー乗り場まで、彼はついて来た。 じゃあ、お疲れ様!と言うと、彼がボソッと言った。
「今日は駅に着くのが遅かったから、両方行ったて知らんかったわ」
…彼がなぜ把握しているのか?
暫くは、通院後の楽しみだったコンビニをやめて 真っ直ぐ駅か乗り場まで行く事にした。 時間も中抜けできるよう調整しよう。
思考や行動が、恐ろしい。
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