黒いつめ - 2005年04月23日(土) 非常にイタいことがあった。 イタいけど、日記にしようとおもいます。この日にあった出来事だから。 父と母がけんか。離婚するだの、指輪いらないだの(4月で結婚20周年だった二人) 原因は私の足のつめ。 黒いマニキュアだったのが彼の逆鱗にふれた。 ヲマエは頭おかしいとか、そんなやつが犯罪犯すんだとか、挙句の果てには、今後そんな爪してきたら実家の玄関に入れないからなとかすごく暴言はかれた。 父はおかしいと思った。 自分の美意識とか、価値観とか押し付ける人。 相手が自分の型に収まってないと、気がすまない人。 私と父はどこまでいっても平行線だ。 その場に居合わせた母が、これまでにないくらい父に怒鳴り散らした。 どうして娘のことを分かってあげようとしないんだとか、なんでも押し付けないでとか、いろいろと私をかばってくれた。 今度、ふくしまのおねえさん(父の姉)にも話してみて、どっちがおかしいか聞いてみるわとも言った。 でも父は、ああ勝手にしろ、でも俺は絶っっっ対に自分の意見をまげないからな!!と捨て台詞をはいた。 ここまでくるともう、ガキの駄々ですね。 ちなみに夕飯は、帰ってきた私のために寿司にしてくれたのだが、おこった父はそんなモンイランと、結局夕飯を食べなかったらしい。 (私もしばらく食欲がなかったけど、お風呂あがってしばらくすると寿司が恋しくなって、部屋で食べた。朝まで冷蔵庫に入れとくと美味しくなくなる、というのもあったが) 今回のことに対して、珍しく祖父(父の父)も口を挟んできた。 祖父にも説教されてる間、父はずっとなにも口答えせずに黙って聞いてたらしい。わー。 そしてびっくりしたのは、祖父が二階まで上がってきて、私を慰めたことだ。 祖父は、自分の娘(父の姉:叔母)が短大の頃も、やっぱり年頃だからジャラジャラいろいろつけたりとかしてたけど、自分はほっておいたよといった。 あんたのお父さんは、あんたがまだ中学生とかそういうふうに思ってるんだね、あんたはもう来年成人式だし、いろいろ時と場所をわきまえて行動できるのにね、だから気にすることはないと言った。 父にも、そんなことを言ったらしい。 それから父はおとなしくなった。 妹と一緒にお風呂に入って、いろいろ話した。なんでも、爪の件の前に、うちにおかしなセールスが来て、そのことで元から父はムカーっとしてたらしい。あー、タイミング悪かったなと思った。 お風呂からあがって、部屋で肌の手入れの仕上げ(美容液を浸透させるために、手のひらで頬を包んでた。考えると変な顔してたな)をしていると、父が入ってきて、こう言った。 もうお前の好きにしなさい、お父さんは一切これから口出ししないけど、その代わり、お前が悪い方向にいこうと何も言わないからな。 そのときの彼の表情からは、怒りとか蔑みといったものは読み取れず、なんかこう、しょぼーっとしてたように見えた。 そのとき部屋にいた妹もそう思ったらしい。 ちなみに、父は次の日の朝ごはんに、しっかりと寿司を食べたらしい笑。 何はともあれ、丸く収まった、かな。 ふうふう。 恋人にメールをしようと思ったけど、それもなんだかなあと思ったのでしなかった。 -
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