2004年3月8日(月) 晴れ・・曇り
今朝新聞を読んでいて・・ そうか大学の合格発表の時期なのだとふと2年前を思い出した
2年前、娘も大学受験を経験した センター試験後、第一志望校の2次に臨んだ
宿泊ホテルの予約は娘と私の名前で入れていたが・・ 私は出来れば東京に不慣れな私より東京生活の経験がある夫に同行してほしいと思っていた
受験当日の朝ふたりが宿泊したホテルに電話を入れた いつもと違う感じの娘の声に一瞬戸惑ったが緊張のせいだと 思った・・ その後電話を夫に替わって初めに感じたことが何なのかがわかった
前夜、夫はいつものように少しのウィスキーを飲んで寝たようだ その頃夫はアルコールが入ると時々鼾をかく事があった 先に眠ってしまった父親の鼾で娘は眠れなくなってしまったのだ ついに父親を起こしその事を告げた 夫は驚き(たぶんすごく後悔した事だろう) でも他の手段もなく少しだけウィスキーを娘に飲ませた
どうにかそれから眠れたようだったと夫が私に告げた 帰ってきてから、その事を娘に尋ねたらその後もなかなか寝付けなかったのだそうだが・・・
私が行くべきだった・・ せめてお部屋をふたつ取っていたら・・・
そのせいばかりではないと思うが・・・ 娘は第一志望校に落ちた
ずっと模試でA判定をもらっていたしセンターも合格圏内にいたのでショックは大きかった 冷静に分析すれば、2次力が足りなかったと言うことになるのだが・・・その時はかなり落ち込んだ
後期受験までの期間、娘は浪人してもう一度その大学に挑戦するかそれとも出願している後期の大学を受けるかを悩んだ それでも一年後のことを考えるにはまだあまりにも傷は深く 結局、合格すれば後期の大学に行くことを決めた
後期は無事合格 でも娘の気持ちは晴れることはなかった
ただ大学からわりと近い所に祖母の家があるため、祖母や親戚の人たちがとても喜んでくれた事などで少しづつ気持ちが溶けていったようだ
後期だったので住居を決めたら引越しまであっと言うまに時間が過ぎていった そして入学式の頃にはいつもの元気な娘に戻っていた
そうやって入学した大学生活を今娘はとても充実し謳歌している
私達も何かあったらすぐに飛んでいけるくらいの距離にいるので今ではよかったと思っている
|
|
|