2004年5月6日(木) 晴れ
5月4日から5日未明の満月はとても鮮明な輝きを放っていた
皆既月食だと聞いて2時ごろまで起きていたかな まだ一時間半も・・・と思っていたら眠ってしまった
「月食始まったよ」その声に目覚めてベランダに・・・ 左上がもうかなり欠けていた・・・ 今私たちが居る地球の影が映っているのだと思うと とても神秘的でいつまでも見とれてしまう
親子三人で月を眺めていたら・・・2年前のしし座流星群を思い出した まだ娘が受験生だった冬の夜空に・・・ あれはほんとうに降ると言う言葉がぴったりする光景だった 西の空からも東の空からも南からも次から次へと星が流れては消え また流れ・・・ ただ言葉なく空を見上げていた
あれから二年・・・
月食は進み・・・右下を三分の一くらい残している 時々雲がかかっては ぼんやりとまた黄色い輝きを見せる 私たちを少し不安にさせる
ちょうど月が沈んで行こうとしている位置に こちらから見ると他のマンションが邪魔をする
思い立って海岸までドライブを・・・ そろそろ夜も白みかけて舟の明かりさえもある空に・・・ それでも黄色を僅か右下に残して月の姿を見ることができた
海の青さも潮の音も覚えてはいないが・・・ 皆既月食になる寸前の月をこれからも覚えていると思う
帰りのドライバーは娘に代わった 昨年末に免許取得以来の初ハンドル・・・
「恐怖の世界にようこそ」娘のジョークが早朝の海岸を車とともに滑り出す
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