思い出の貝殻をお気に入りの小瓶に詰めたら・・・
耳に近づけてそっと・・振ってみてください
懐かしい音が聴こえて来ませんか!?
宴(うたげ)
古き都のこと
美しき姫あり
この上なき歓びを
髪飾りの花色に熨(の)せて
そっと 手鏡に映し
振袖の袂には
みやびな花を一輪
そっと忍ばせながら
優美な夜を酔いしれる
舞い落ちた紅葉(もみじ)に
心魅せられて
琴の調べを聴く
池に流すは 君との縁(よすが)
そっと そばに侍(はべ)らむ
時は瞬きを忘れし
悠久の宮殿に
白々と朝が訪れる頃
宴は嫋(たお)やかに終わりを告げ
時知らずの姫が
深い眠りを迎えるだろう
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Ayuさんのイベントを祝して
彼女のイメージを詩にしてみました
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siki [MAIL]