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思い出の貝殻をお気に入りの小瓶に詰めたら・・・
耳に近づけてそっと・・振ってみてください
懐かしい音が聴こえて来ませんか！？
幻影 〜 「パヴァーヌに誘われて」
ひととき 君の面影と 遊ぶ
この夢がいつまでも覚めないように
この景色がどこまでも続くように
扉の向こうに君の笑顔が待っている
あのベランダで君の口笛が歌っている
白き秋の午後 ひとひら 薄葉舞えば
わたしをその場面に釘づけ虜にする
風がさわさわ揺れて
君の横顔が少しだけ微笑った
ここへ戻っておいでと
やさしく 微笑う
幾重に折られし 日々をめくりて
あの場所に・・・ふたたび
時を紡ぐことが 許されたなら
もう一度だけ
君の名を 呼んでみたい
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