おいらはあの日まだ高校生だった。高校時代、おいらは毎日昼休みになると、学校内の図書館に出かけていた。昼休みになると図書館には、司書教諭のA先生を慕っていろんなやつがやってきた。そんな奴らとイロイロ無駄話をしてすごす、これが高校時代のおいらの昼休みの過ごし方だった。
その日の話題は「地震」だった。「なんか関西の方で大きな地震があったんだって」。おいらは毎日朝6時30分ごろ家を出る。テレビでは「震度5の地震が関西であった」と言う第一報を伝えているだけだった。学校に遅刻しきたヤツがこんなことを言った。「なんかすごいことになってるよ。高速道路は倒れるし、ビルも倒壊してるし、神戸なんか火の海になってあっちこっちから煙が上がってるし」。冗談だと思った。「嘘つけ、サンフランシスコじゃないんだし、そんなことあるわけないじゃなん」。どんなに大きな地震がおきても、日本ではそんな風になるわけないと思い込んでいたのだ。 夕方、家に帰るとテレビには信じられない光景が映し出されていた。その画面に映し出されてる場所が神戸だとは……日本の町の風景だとはどうしても思えなかった。
あれから10年。幸いにもおいらは大きな災害にめぐり合わず今日まで生きてきている。しかしいつ何時、どこで大災害に出くわすかわかったもんじゃない。その時何ができるか、その時生き延びることができるか。
===================================== NHKの番組改変問題に対する報道が醜い。まず根本の問題としてNHKのプロデューサー氏があそこまで大胆に告発をするのなら、ちゃんと証拠を示すべきだろう。仮にもNHKという大マスコミのなかで、ジャーナリズムに携わる人間が、そんな根本的なこともわからないのか。
それにしても今回の報道をみていると、「ある種」の方々の必死さを感じてしまうのだが。何をそんなにあわてているのかと……
|