2011年08月03日(水) |
モヤモヤしています… |
「沼地〜」を読んでから、ちょっとモヤモヤしています…。
物語としては、面白かった。
でも、微生物や植物を扱う仕事をしてきた者としては、「なんか違うような?」と思わされる部分が多かったです。 バクテリアの接合とか、酵母の有性生殖とか、植物の自家不和合・自家和合とかを考えちゃうと、う〜ん?という感じ。 (特に、登場人物に研究者が出てくるので、違和感が増大されまくり。)
多分、アナロジーに共感できなかったんだと思う。 ファンタジーと割り切って、読めばよかったのだろうけど…。
それから、「高等」「下等」という言葉の使い方も、好きになれなかった。 その言葉を使わなくても、言いたいことは表現できると思うんだけど…。
生物の有り様は、とても多様で豊かだ。 (分かっていないことも多いしな。 今の職場で仕事をするようになって、益々、その感を強くしております。) 人間の想像を遥かに越えている。 そこが面白い、と思う。
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