まみいの日記
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2005年10月09日(日) |
ロッキーとナイアガラ |
まずカナダに行くと決まって 私は「赤毛のアン」のプリンスエドワード島を思い浮かべた。 母が全巻揃えて読んでいたのを小学生の頃見つけて アンの想像性の豊かさに惹かれ 持ち前のバイタリティーで困難を克服していく様を胸を躍らせながら読んだ。 自分の信念に基づいてきっぱりと生きることに胸のすく思いがした。 あの島に私も行けると思うとワクワクした。
しかし旅のパンフレットを取り寄せると アンの島に行くツアーはどれも高い! 一緒に行く仲間は皆秋の紅葉がすてきなローレンシャン高原に行きたいわ・・と 早くもアンは置き去りだ。 多勢に無勢で泣く泣くアンは諦めて(でも必ずいつか行くぞ!)世界遺産でもあるロッキーと知らない者はいないくらいの知名度のナイアガラの滝コースに決定したのだった。
バンクーバー〜カルガリー〜バンフと乗り継いでやっとカナディアンロッキーにたどり着いた。 前日まで地球温暖化の影響か雨が降り続いていたというのが嘘のように 晴れ渡ったロッキーだった。 冷たい空気に頬をさらしてバスから降りると 湖面に山を映し出した息を呑む景色が目の前に迫ってくる。 冬はマイナス20〜40度になるといい人を遠ざけてきたロッキーの湖が今年最後の姿を見せていた。もう道が凍結してしまう為ここは閉鎖されて 来るべき春まで自然のままにしておくのだ。 次々に見て周るどこも自然を大切にしていることが分かる。 ゴミひとつ落ちていない。ロッキーレイク饅頭も売っていない。 あまりにも大きな自然に対して人間は謙虚になるのだろうか? それとも考えたくないのだが日本人の体質の問題なのか・・。
コロンビア大氷原で雪上車に乗ってアサバスカ氷河の上に行った。 カナダは車を生産していないそうで 唯一の例外がこの雪上車だそうだ。 身の丈ほどもあるタイヤの頑丈なこと。 一面の氷河は年に数センチほどの割合で動いている。 この厚みが365メートルもある氷が温暖化によって溶けてきつつあるとしたら 本当に恐怖だ。
カナダは広い。 ケンモア〜カルガリー〜モントリオール〜ローレンシャンの移動だけで次の一日を費やしてしまった。 (゚o゚) カルガリーからモントリオールへ向かうウェスト・ジェットの中で 隣り合わせになったスイスの人とつかの間の国際親善をした。 奥さんはイタリア人で2人とも日本へ来た事がないというのだが 実によく日本を知っている。 奥さんは本と首っ引きでてんぷら・すし・うどんを作るという。 別れ間際に奥さん共々是非日本に来てくださいと言ったら喜んでくれた。
まみい
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